エリザベス女王が暮らすウィンザー城に巨大なクリスマスツリーが登場

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2021年11月30日 13:31  Techinsight Japan

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エリザベス女王が住むウィンザー城に巨大なクリスマスツリーがお目見え(画像は『The Royal Family 2021年5月22日付Instagram「Her Majesty The Queen visits the company of HMS Queen Elizabeth in Portsmouth to bid them farewell ahead of the ship’s maiden operational deployment.」』のスクリーンショット)
エリザベス女王(95)の公邸であるウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂に、毎年恒例の巨大なクリスマスツリーが飾られた。ホールの天井近くまであるツリーには華やかなオーナメントが飾られたほか、今年は女王が18歳当時にクリスマスの舞台で着た衣装も展示されている。現在の女王は医師のアドバイスにより対面式での公務を控え、城内で休養を続けている。

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英王室の公式Instagram「The Royal Family」が現地時間26日、ウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂のホールに設置されたクリスマスツリーの写真を公開した。

高さが約6メートルもあるクリスマスツリーは、ロイヤル・コレクションが行う恒例のクリスマスディスプレイの一環として、毎年ホールに飾られる。


写真はスタッフがはしごに登り、ツリーの飾り付けの最終仕上げを行う様子だ。ウィンザー城はチケットを販売して一般公開しているため、この時期に訪れた人々は天井近くまであるクリスマスツリーを間近で見ることができる。


城内は煌びやかなライトやクリスマスリースで装飾されるほか、今年は「ノエル・コレクション」の一環として10代の頃のエリザベス女王と妹のマーガレット王女が、「Old Mother Red Riding Boots」と題したパントマイムの舞台に立った際に着た衣装が初めて展示される。

パントマイムとは歌やダンス、ジョークを盛り込んだ喜劇舞台で、英国では家族で楽しむクリスマスの恒例イベントとして知られている。

第2次世界大戦中の1944年12月、当時18歳だったエリザベス女王はクリスティーナ・シャーウッド夫人役を演じ、ピンクのサテンとレースの長袖ドレスを着用。海辺のシーンではサンハットを被り、更紗のシャツとズボンをはいて舞台に立った。

ルシンダ・フェアファックス役を演じたマーガレット王女が着たのは、クリーム色のレースを重ねたタフタのドレスとブルーマーだ。

エリザベス女王とマーガレット王女は1941年から1944年にかけて一連のパントマイム上演に協力し、兵士が使う布団を作るための羊毛を提供する「英国羊毛基金(Royal Household Wool Fund)」への寄付金を募った。


今回は、以前にも公開された「アラジン」のパントマイムで姉妹が着た衣装も一緒に展示されている。

ウィンザー城内では冬の期間中のみ壮大な客室であるセミ・ステートルームが一般公開され、クリムゾン・ドローイング・ルームに飾られた大きなクリスマスツリーも見学することができる。これらの展示物は、現地時間11月25日から2022年1月31日まで一般客に公開される。

画像は『The Royal Family 2021年5月22日付Instagram「Her Majesty The Queen visits the company of HMS Queen Elizabeth in Portsmouth to bid them farewell ahead of the ship’s maiden operational deployment.」、2021年11月26日付Instagram「The finishing touches are made to the 20-foot Christmas Tree in St George’s Hall, Windsor Castle as part of the Royal Collection’s annual Christmas display.」』『Royal Collection Trust 2021年11月25日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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