セルティック(スコットランド1部)は、川崎フロンターレに所属する日本代表FW旗手怜央の獲得を急いでいるようだ。29日、イギリス紙『デイリー・レコード』が報じた。
元横浜F・マリノスのアンジェ・ポステコグルー監督が率い、日本代表FW古橋亨梧がエースとして活躍しているセルティック。今年1月の移籍市場で旗手を獲得する可能性が先日から伝えられていたが、移籍実現に向けての動きを見せているようだ。
『レコード』紙によると、セルティックは新型コロナウイルスの再拡大により渡航制限が厳しくなる可能性を考慮し、早急に旗手の獲得を完了させたいとのこと。セルティックは条件面でほぼ合意している模様で、「川崎Fが旗手の早期移籍を妨げない」と確信しているという。
セルティックは2021年内に旗手の労働許可証の取得手続きに動くともされている。スコットランドメディア『Football Scotland』によると、旗手は2022年1月2日に行われるレンジャーズとの“オールド・ファーム”に出場できる可能性もあるようだ。
なお、ポステコグルー監督は旗手について、現時点では本職のアタッカーとしてでなく、「左サイドバックの問題を解決する」戦力として期待しているようだ。セルティックの左SBではスコットランド代表DFグレッグ・テイラーが負傷により長期離脱を強いられており、ベルギー人DFボリ・ボリンゴリはポステコグルー監督の構想外。そのため、右SBが本職のクロアチア代表DFヨシプ・ユラノヴィッチが左SBの一番手となっている。
また、セルティックは横浜FMの日本代表FW前田大然にも関心を示している。同選手の獲得には300万ポンド(約4億5000万円)のオファーが必要になると『レコード』紙は伝えている。