【2021年版】今、加熱式タバコはどれを選ぶべき? - 話題の「LIL HYBRID」「HIMASU 1Be3」も一斉比較

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2021年12月01日 16:02  マイナビニュース

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喫煙マナーの徹底が進むに連れ、ますますリーチを拡大する加熱式タバコ。紙巻きタバコに比べてイヤな臭いが少ないのも人気の理由だが、一方で、吸いごたえに物足りなさを感じる人や、どのデバイスを使えばいいのかよくわからない、という人も少なくない。



しかし、最新のデバイスはどれも進化しているうえにバラエティにも富んでおり、しっかりと吟味すれば自分に合った加熱式タバコが見つかるはず。ということで今回は、2021年に発売された主だった加熱式タバコデバイスを一斉に比較してご紹介。ぜひ、自分好みのデバイスと巡り合う一助としてほしい。



今回ピックアップした加熱式タバコはこの5種類だ。


IQOS ILUMA

glo Hyper+

Ploom X

LIL HYBRID

HIMASU 1Be3


それぞれどのような特徴があるのだろうか。「IQOS ILUMA」から順に紹介していこう。

1.確かな吸いごたえを保証「IQOS ILUMA」


吸いごたえの高さで早くから加熱式タバコブームを牽引してきたフィリップ モリス ジャパンの「IQOS」。その最新機種が今年8月に発売さた「IQOS ILUMA」だ。



新型の「IQOS ILUMA」は従来のiQOSが実装していたスティックの加熱ブレードを廃止し、スティック内部にブレード代わりとなる金属製の誘熱体を内蔵。スティックの内側からタバコ葉を加熱する仕組みである「新加熱方式スマートコア・インダクション・システム」を採用した。その結果、デバイスの耐久性は向上し、メンテナンスの手間も激減。タバコの臭いも軽減させたということだが、吸いごたえがある分、やはり他のデバイスと比べると、まだ「アイコス臭」と呼ばれる強めの臭いは残っている。


DATA

高温加熱式

喫煙可能本数(満充電時):20回ごと

喫煙時間(回数):約6分もしくは14パフ(14回吸い込むまで)

充電時間:本体135分、ホルダー1回分=約1分50秒、2回分=約5分15秒

連続使用:2回

価格:スタンダードモデル 8,980円、フラッグシップモデル「IQOS ILUMA プライム」12,980円



POINT

1.紙巻きタバコユーザーでも満足できる吸い応え

2.チャージャーも必携な分、やや嵩張る

3.臭いで周囲に不快感を与えていないか要注意



2.他を寄せ付けない圧巻のコスパ「glo Hyper+」


ブリティッシュ・アメリカン・タバコが今年1月に発売した「glo Hyper+」。新たな誘導加熱技術(IH)を採用したことで、前モデルの「グロー・ハイパー」と比べ、ブースト時の最高加熱温度を10度アップ。より高い喫味を実現した。



ブーストモードは喫煙可能時間が4分から3分に短縮されてしまうデメリットもあるが、「強い刺激が欲しい」「短い喫煙時間で満足感を得たい」という人にはおすすめ。また、デバイス本体の価格が1,000円以下というのも他のデバイスにはない強みで、一度加熱式タバコを試してみたい、というユーザーは「glo Hyper+」を入り口にするのがベストだろう。スタイリッシュでポップなデザインも人気の秘密。吸いごたえがアップした分、臭いもなかなか強い点も覚えておこう。


DATA

高温加熱式

喫煙可能本数(満充電時):20回

喫煙時間:ブースト3分、通常4分

充電時間:約90分(Model No:G403以降のモデルは約210分)

連続使用:20回

価格:980円



POINT

1.前機種より喫味がアップ

2.圧倒的なコストパフォーマンス

3.若者ウケのいいスタイリッシュなデザイン



3.新技術で風味や香りも一段とアップ「Ploom X」

満を持して今年8月に発売されたJTの新機種「Ploom X」。なんと、開発にかけた期間は約2年。美しい流線型のアルミボディと満足感のある吸いごたえを引っさげて一気にファン層を拡大させた、今もっともホットなデバイスのひとつだ。



「Ploom S 2.0」の次世代モデルにあたり、進化した加熱温度コントロールによって最高加熱温度は約295度にもなる。さらに、最適な温度と気流を徹底的に計算して生み出した新技術「HEATFLOW」を搭載し、風味や香りを一段とアップさせた。また、喫煙可能時間とされている5分間であれば何回でも繰り返し吸える点もIQOSなどにはない魅力。加熱式タバコ特有の香りも控えめだが、そのぶん、やはり吸いごたえではIQOSにやや劣るという声も。


DATA

高温加熱式

喫煙可能本数(満充電時):約23本

喫煙時間:約5分

充電時間:約140分

連続使用:可

価格:3,980円



POINT

1.新技術が実現する豊かな風味と香り

2.5分間で何回でも繰り返し喫煙可能

3.高温加熱式の中では香りは控えめ



4.中温加熱式でスモークフリー「LIL HYBRID」


フィリップ モリスが2021年2月に全国発売を開始した加熱式タバコ「LIL HYBRID(リル ハイブリッド)」。IQOSやglo、Ploomと比べてまだ知名度は高くないが、スモークフリー(煙のない)を謳った新デバイスとして大きな期待が寄せられている。



「LIL HYBRID」はたばこスティックとリキッドを組み合わせて使用するタイプで、「高温加熱式」と「低温加熱式」の2パターンに大別されていた加熱式タバコに、約160度で加熱する「中温加熱式」という新たな提案を打ち出した。リキッドで発生させた蒸気をスティックに通すことでタバコの風味や香りを楽しむシステムで、「Ploom TECH(プルームテック)」のようなみずみずしい吸い心地を楽しむことができ、煙も出ないので臭いもほとんど感じない。ただし、リキッドカートリッジのストックや残量まで気にしなければならないという点でやや手間がかかるのも事実。吸いごたえはまさに高温加熱式と低温加熱式の中間といったところで、逆に言えば双方の“いいとこ取り”をしたデバイスとして、今後は愛用者も増えそうだ。


DATA

中温加熱式

喫煙可能本数(満充電時):20本

喫煙時間:14パフ、または4分20秒のうちの早いほう

充電時間:約100分

連続使用:3本

価格:6,980円


POINT


1.中温加熱式という新境地が楽しめる

2.タバコの臭いがほとんどしない

3.リキッドの交換、補充に手間がかかる



5.紙タバコが加熱式たばこに!「HIMASU 1Be3」


「画期的なデバイス」として話題になっている「HIMASU 1Be3」。加熱式タバコのソリューションや端末設備などの専門サプライヤーであるHIMASUが開発し、今年9月から日本でもネットで発売が始まった。



その最大の特徴は、他のデバイスが専用スティックしか加熱・喫煙できないのに対し、「HIMASU 1Be3」はあらゆる紙巻きタバコを味わえること。普通の紙巻きタバコにグリセリンを注入し、独自の「環状低温加熱技術」を利用することで加熱式タバコに変える仕組みだ。1回の喫煙につき加熱するのは紙巻きタバコの3分の1なので、1本の紙巻きタバコで3回楽しむことができる。年々高くなっている喫煙コストを大幅に削減できるのは大きなメリットだ。



タバコらしいの強いキックと芳醇な香りを味わうことができ、そのときの気分によって紙巻きタバコと併用して楽しめるという意味でも紙巻きタバコユーザーにおすすめできる。デバイスのデザインがややチープな点が難点か。


DATA

高温加熱式

喫煙可能本数(満充電時):約12回

喫煙時間:約3分30秒

充電時間:約60分

連続使用:可

価格:9,980円



POINT

1.紙巻きタバコ派でも好みの銘柄が引き続き楽しめる

2.タバコ代を3分の1に節約できる

3.作りがややチープでデザイン性に欠ける


※価格はすべて税込(猿川佑)
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