公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)は1日、4日と5日に開催予定としていた2021−22 Yogibo WEリーグ第11節について、全5試合の延期が決定したことを発表した。
日本女子代表(なでしこジャパン)はは10月22日にオランダ遠征へ出発し、同月25日にアルメレ(オランダ)の『ヤンマー・スタディオン』でアイスランド女子代表と、29日にハーグ(オランダ)の『カーズ・ジーンズ・スタディオン』でオランダ女子代表との国際親善試合に臨んでいた。
しかし、新型コロナウイルスのオミクロン株の感染者が世界各国で確認されると、日本でもオミクロン株が初確認される事態に。これを受けて、なでしこジャパンの選手およびスタッフは、日本政府が定める新型コロナウイルスのオミクロン株への対応の一環として、帰国後14日間の待機が求められることになった。空港検疫所定のホテルにて6日間の隔離、7日目以降は自宅(または事前に手配した宿泊施設)にて14日目まで待機することになる。
この決定を受け、1日に開催したWEリーグ実行委員会にて全クラブ出席のもと審議が行われ、WEリーグ規約第46条第3項に従って、チェアの最終決定により全5試合を延期することが決定。WEリーグの発表によると「今回の代表活動においては、WE リーグから日本女子代表へ18名、フィリピン女子代表へ2名の選手たちが選出
されており、クラブ単位では最大5名の選手が出場不可となる状況に鑑み、全クラブの公平性を担保する観点を重視しました」としている。
また、WEリーグは「延期になった試合の開催日およびご購入済のチケットの対応につきましては、決定次第速やかにご案内いたします。すでにYogibo WEリーグ第11節(12/4・5 開催分)のチケットをご購入いただいた皆さまにおかれましては、破棄せず大切に保管していただけますようお願い申し上げます」と呼び掛けている。