GAINER、2021年限りで13年在籍した平中克幸がチームから“卒業”と発表。2台体制は継続へ

0

2021年12月01日 18:51  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

平中克幸(GAINER TANAX GT-R)
12月1日、スーパーGT GT300クラスに参戦するGAINERは、チームのホームページ内にて『シーズン終わりのご報告』と題し、2009年からチームを支え続けて来た平中克幸が、2021年シーズン限りでチームを“卒業”すると発表した。

 平中はトヨタの育成プログラム出身で、2002年にはトヨタF1のテストドライブも果たしたドライバー。スーパーGTには2005年にプロμ太陽石油KUMHOセリカでデビューし、2006年〜2008年にはGT500クラスで戦い、2009年にGAINERに加入。JIMGAINER ADVAN F430をドライブし1勝を挙げた。

 その後は一貫してGAINERでキャリアを送り、2011年、2013年、2014年にはランキング2位に。フェラーリ、アウディ、メルセデス、そしてニッサンGT-RニスモGT3を乗り継ぎ、毎年のように優勝を飾るなど、GAINERとともにGT300のトップとして君臨してきた。

 そんな平中だが、2021年限りをもってGAINERから“卒業”することになった。チームとしては「GAINERにとってはかなりの痛手にはなりますが、気持ちよく送り出したいと思います。最終戦ではこっそり花束も福田(洋介)エンジニアから贈呈しておりました」としている。

「来季の体制は2台を走らせることは決まっておりますが、未確定な部分も多いので、新しく進化し変化を遂げるGAINERをご覧いただけるように邁進してまいります」

 これでGAINERは11号車GAINER TANAX GT-Rをドライブしていた平中、そしてすでに今季限りのスーパーGT活動終了を発表していた10号車GAINER TANAX with IMPUL GT-Rの星野一樹と、ふたりのドライバーがチームを去ることになった。

 チームでは「現状リアルなファン感謝などは無理かもしれませんが、2名の卒業もあり、オンラインでのファン感謝祭は考えております。その時は4人そろって皆さまの前に最後のGAINERのスーツでお目見えしようと考えております」としている。

 すでにGT500クラスでも2022年に向けさまざまな動きが出はじめているスーパーGT。パドックでの噂では、平中は2022年に参入を希望しているチームへの移籍も囁かれており、今後の動向に注目が集まるところだ。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定