声優、そしてアーティストとして活躍する花澤香菜のレーベル移籍後初となるライブ「HANAZAWA KANA Showcase Live 2021 “Moonlight Magic”」が、2021年11月21日に埼玉県・川口リリアホールにて開催。花澤の音楽活動を初期から支えるサウンドプロデューサー・北川勝利率いるバンド“ディスティネーションズ”と共に素敵な時間を繰りひろげた。
会場のファンはもちろん、花澤自身のテンションも大いに上がったこの発表。タイトルの由来やアルバムのテーマとなる「再出発」について、また、ここで情報が解禁された収録楽曲の一部について嬉しそうに、かつ真剣な表情で語る姿が印象的だった。楽曲については情報を提供するだけでなく、この場で初お披露目することに。再びステージ上に登場したバンドメンバーと共に「You Can Make Me Dance」「Miss You」「Don't Know Why?」「SHINOBI-NAI」の4曲を立て続けに披露した。
ここで移籍後に制作された現時点での楽曲はすべて出しきったことになるが、これで終わらないのが今回のライブ。SNSを中心に世界中で大人気となっている「恋愛サーキュレーション」や「You Can Make Me Dance」と同じ矢野博康の作詞・作曲による「We are so in Love」などを披露して会場をさらに熱く盛り上げる。曲と曲の合間に花澤がバンドの演奏に合わせて「メロンパン!メロメロ!」とパンの名前をシャウトするパフォーマンスも以前から花澤を応援しているファンにとっては懐かしく、最近ファンになったという人には新鮮に映ったのではないだろうか。そして、ライブのラストを飾るのは2012年にリリースされた花澤のデビューシングル「星空☆ディスティネーション」。アーティスト・花澤香菜の原点であるこの曲を歌うことで、ニューアルバム『blossom』のテーマである「再出発」への一歩を踏み出す――。そんな決意が見えたライブとなった。