兄の背中を追いかけて…19歳のビルバオFWが飛躍を誓う「このクラブのために」

0

2021年12月02日 15:52  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

弟のN・ウィリアムス(写真左)と兄のI・ウィリアムス(写真右) [写真]=Getty Images
アスレティック・ビルバオのU−21スペイン代表FWニコ・ウィリアムスが、同クラブに所属する兄の同国代表FWイニャキ・ウィリアムスについて語った。12月1日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 現在19歳のN・ウィリアムスは、2020−21シーズンのラ・リーガ第33節バジャドリード戦でトップチームデビュー。今シーズンはここまでラ・リーガ15試合に出場し、兄のI・ウィリアムスらとともに“ロス・レオネス(アスレティック・ビルバオの愛称)”の攻撃を牽引している。

 まず、N・ウィリアムスは「こんなに早く(デビューが)来るとは思わなかった。今は努力をして、より多くのことを達成できるか見極めている」とコメント。さらに「ラ・リーガでは(成長の)ペースが速く、何でも知っているベテラン選手や、テレビで見ていたスター選手がいる。このステージを最大限に楽しみにしているんだ」と意気込みを示した。

 ガーナ人の父親とリベリア人の母親の間に生まれたN・ウィリアムス。スペインへの移民を決断した両親について、同選手は「小さい頃、母が『私は飛行機で来たのよ』と教えてくれた。子供だった僕はそれを信じていて、彼女には聞かなかったんだ。でも、テレビをつけると、船に乗っているかわいそうな人たちが映っている。ある日、彼女は僕たち二人を座らせて、その話をしてくれた。それ以来、彼らは僕たちのヒーロー」と胸中を明かした。

 また、兄のI・ウィリアムスについてN・ウィリアムスは「僕は自分の道を切り開くために努力しているし、兄にはとても感謝している。兄が与えてくれたすべてのもの、そして今の段階で教えてくれていることに…。何よりもリスペクト。子供の頃には難しかった、左足を使った動きも…」と兄から学んだ技術に言及。続けて「兄はサッカーに関わらず人間的にもすべての面で参考になる。クラスに迎えに来てくれて、サンドウィッチを作ってくれたこともあったね」と兄弟の秘話を明かした。

 最後に、N・ウィリアムスは「僕が生きている意味は、トップチームに昇格して、すべてを与えてくれたアスレティックのために。これからもずっとここにいたいと思う」とクラブ愛を語った。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定