チャンピオンズCの頭はソダシ。それでも上昇気流に乗る伏兵2頭が高配当を運んでくる

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2021年12月03日 06:31  webスポルティーバ

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 秋のGIシリーズは終盤戦に突入。今週は「秋のダート王決定戦」となるGIチャンピオンズC(12月5日/中京・ダート1800m)が行なわれる。

 今回注目されるのは、何といっても初のダート戦に挑むソダシ(牝3歳)だ。芝ではGI2勝を含め、重賞5勝。GII札幌記念(8月22日/札幌・芝2000m)では歴戦の古馬たちを一蹴しており、その実力は申し分ない。

 となれば、ポイントとなるのはダート適性だ。デイリー馬三郎の吉田順一記者はこう分析する。

「父母の血や、立ちつなぎでクッション度がそれほどない脚元からすれば、ダートも間違いなく走ります。おそらく、芝でもダートでも同じようなラップが刻めるタイプ。芝ならキレ者にやられても、ダートならトップクラスの決め脚を使えるのではないでしょうか。芝なら好位から早めに仕掛けていく一択ですが、ダートであれば、芝同様の正攻法はもちろん、直線で末脚を生かす作戦もとれると見ています」

 ダート初挑戦でいきなりGIの舞台となるが、その点についても吉田記者は「問題ない」と語る。

「GIの舞台では馬格とパワーが必要で、今年のメンバーも小柄な馬は皆無。そんななか、ソダシも線は細く見えますが、馬体重は470kg超と心配はいりません。」

 吉田記者はとにかく、ソダシのポテンシャルの高さを重視。初のダート戦、それもGI戦であっても、同馬への信頼は揺るがない。

「白毛馬として初めて芝の重賞勝ちを収め、その後もGI阪神ジュベナイルフィリーズ(2020年12月13日/阪神・芝1600m)、GI桜花賞(4月11日/阪神・芝1600m)を制覇。"生きる伝説"と言ってもいいくらいの歴史的な快挙を達成し続けてきました。

 GIオークス(8着。5月23日/東京・芝2400m)やGI秋華賞(10着。10月17日/阪神・芝2000m)では思わぬ大敗を喫しましたが、芝の中・長距離特有の、レースの緩急が向かなかったり、テンションがやや高かったことによる、枠の入りや前半の力みが多分に影響したりしたのでしょう。

 ここでのレース運びは、人気を背負って目標となり、他馬からプレッシャーをかけられて体力を削られるのはきついですから、ダートならトップクラスの決め脚を生かす形が理想。前走の秋華賞の時のようにテンションが上がって、精神的な脆さを見せる可能性はないとは言いきれませんが、馬込みやキックバックで我慢がきけば、勝機は十分にあると思います。

 今や競馬界の"トップアイドル"と言っていいほどの人気馬ゆえ、馬券的な妙味は薄れてしまいますが、この馬の頭狙いが正解でしょう」

 そうなると、GIマイルCS、GIジャパンCに続いて堅い決着が予想されるが、吉田記者は「馬連や3連単ならウマ味がある」と言って、馬券圏内(3着以内)に入ってくる伏兵の台頭を示唆。そして、その候補としてサンライズホープ(牡4歳)の名前を挙げる。

「道中のラップ以上に熾烈なしのぎ合いとなるGI戦。前走で緩いペースで戦ってきた馬が多いことを踏まえれば、タフな流れだったGIIIシリウスS(10月2日/中京・ダート1900m)を制した同馬は評価できます。

 540kg前後の大型馬で、広いコースで先行する形がベストの馬。外からのプレッシャーには一抹の不安があり、小回りコースでの出入りの激しい競馬は不向きです。とすれば、2走前のGIIIプロキオンS(6着。7月11日/小倉・ダート1700m)や、年明けの3勝クラス・豊前S(7着。1月24日/小倉・ダート1700m)での敗戦は度外視していいでしょう。

 それらの結果を除けば、今年の残り4戦は2着、1着、1着、1着とすべて連絡み。中京コースの戦績も3戦2勝、2着1回とパーフェクト連対を果たしています。

 逃げる形にならなくても、ハミをかまなくなった気性面の成長は著しく、ここでもすんなりと主導権を握れる見立て。外からの追い上げが少しでも遅くなれば、得意の中京で波乱を演出する可能性は大いにあります」

 吉田記者はさらにもう1頭、気になる馬がいるという。




メイショウハリオ(牡4歳)です。脚抜きのいい馬場であれば、オーヴェルニュ(牡5歳)が面白い存在になるかなと思っていましたが、週中から週末にかけての天気は晴れ予報。乾燥度高めで、ある程度力の要る馬場になりそうなので、良馬場だったここ4走で2勝、2着2回と結果を出している、この馬の出番がありそう。

 重賞初挑戦となった前走のGIIIみやこS(11月7日/阪神・ダート1800m)を快勝。時計やラップだけを見ると強調材料は乏しいのですが、馬込みやキックバックで我慢がきいて、大きなストライドを駆使して手応え以上のしぶとさを発揮します。追い比べになれば、味の出るタイプと言えるでしょう。

 1週前のフォトパドックでの毛づやのよさ、気合が乗って力感十分の最終追い切りを見ても、状態はますます上がっています。今の充実ぶりなら、アッと言わせるシーンを生み出してもおかしくありません」

 ソダシの参戦で例年以上に注目度が増しているチャンピオンズC。はたして、白毛のアイドルホースが新たな伝説を作るのか。それとも、人気薄の伏兵が激走して波乱を起こすのか。この一戦もまた、見逃せないレースであることは間違いない。

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