前回からの続き。田舎の長男と授かり婚をして、友人や知人のいない土地で義両親、義祖母と同居の結婚生活を送ることになりました。慣れない家事育児で日々息が詰まるような生活を強いられ、味方になってくれない夫への愛情もなくなっていきました。
年々、夫へのイライラは募り、夫婦喧嘩が増えていきました。そんな生活に疲れ、結婚して8年目、ついに別れを切り出しました。
当時の私はずっと否定されてきて、強い自己否定の気持ちにとらわれており、何も言い返すことができませんでした。子どもを引き取りたい気持ちは大きかったのですが、現実的に、私の経済力で子どもに充分な生活や教育をできるかというと、夫や義父母の足元にも及ばないだろうと考えてしまいました。
それくらい私は精神的に追い詰められていました。
離婚後は少しずつ自分らしい生活を取り戻すことができ、現在は再婚し穏やかに暮らしています。でも、元夫との間に授かった子どものことを思い出すだけで、今でも胸が張り裂けそうになります……。
作画・チル 編集・木村亜希