チャンピオンズCは混戦ムードで横山ルリカが困惑。「この秋一番難しいレース」で軸に選ぶ馬は?

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2021年12月04日 06:41  webスポルティーバ

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アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバーで、競馬番組などで活躍する横山ルリカさんに、「秋のダート王決定戦」であるGIチャンピオンズC(12月5日/中京・ダート1800m)について展望を聞いた。




 チャンピオンズCは、例年、1頭抜けた有力馬がいて、相手探しというようなレースが多かったと思いますが、今年はどの馬も爆発力はあるものの、ストライクゾーンはけっこう狭めと言いますか。それぞれ一長一短で、混戦だと思います。

 例えば、連覇を狙うチュウワウィザード(牡6歳)は、昨年、縦長の展開でレースがしやすかったので今回も同じ展開で、状態さえよければ馬券圏内だと思えます。しかしその反面、右回りでは勝負どころでズブくなってしまうところもあるので、6着だった6月の帝王賞は度外視しても、ピークを過ぎてる可能性も否めません。連覇自体、ジャパンCダートの頃、2010〜11年を制したトランセンドまでさかのぼらないといません。

 雨だったら、不良・重馬場に向くテーオーケインズ(牡4歳)とオーヴェルニュ(牡5歳)で決まるだろうと思っていましたが、天気予報では雨ではないようで、「うーん......」という感じ(笑)。

 カフェファラオ(牡4歳)は東京ダート1600mが強すぎる一方、他の条件でどうなのかつめていなくて。ルメール騎手が乗り続けているということは、能力を認められているのかなと思いますし、もっとも爆発力はあると思います。ただ、昨年のレースの内容からストライクゾーンが狭く、今回の条件的にベストではないように思えます。

 そういった状況で、今回、私はソダシ(牝3歳)を応援するスタンスです。馬券派の方はソダシが出走して人気を集めることで、自分が狙う馬のオッズが上がると、ワクワクしているのではないでしょうか(笑)。

 振り返ると、昨年9月の札幌2歳Sの前まではダートのほうが向いているのではないかと言われていました。でも走ってみると、芝のほうがいいのではないかという認識になって。ダートも走ってみないとわからないという点はむしろ魅力。このレースは、3歳牝馬で勝った馬はいないんですよね。今までのチャンピオンズCの勝ちデータに当てはまらない成績での挑戦もおもしろいと思います。

 もし、ダートのほうが向いているならば、世界のラヴズオンリーユーに勝った芝よりもすごいパフォーマンスが見られるかもしれません。とてもワクワク感があります。GI桜花賞では、白毛馬初のクラシックホースになり、G胸ニ攀念はクロフネ産駒の牝馬で初めて2000m以上の重賞勝ちと、常に"史上初"を作ってきたソダシ。白毛ということを差し引いても、3歳牝馬として、スゴすぎる馬だと思っています。

 スピードの持続力は桜花賞や札幌記念で見せています。不安な点は、お母さんのブチコもゲートで気性面の難しさがあったように、ソダシも前走はゲートで出遅れ、気性面の課題が出てきました。でも、その不安要素が出なければ、こなせなくはない血統。最内枠に決まりましたが、砂をかぶりたくなかったので、外のほうがよかったかなと思いました。

 今回のレースは、ソダシの"二刀流"の応援ですので、馬券的な組み合わせは強弱をつけずに手広く考えています。

 オーヴェルニュは中京3戦3勝ですが、これまで不良・不良・重の馬場なので、雨が降れば鉄板かと。なので、良馬場でパワーを要するような乾燥した砂だと、どのくらいのパフォーマンスが出せるのか。ただ、GIフェブラリーSについてはワンターンも合わなかったので、今回の1周するコースは合っていると思います。G景唇Sでは、中京1900m・斤量58kgのレコード勝ちもあるし、福永祐一騎手も中京が得意ですね。

 テーオーケインズは、左回りはいいし、松山弘平騎手との相性はよく、1800mもパーフェクトに近い条件。前走のJBCクラシック(4着)は出遅れに小回りも合わず、度外視でいいと思います。チュウワウィザードは昨年勝っているように、展開もハマり、調子さえよければ能力は証明済みです。

 それから、カジノフォンテン(牡5歳)も応援したいです。これまで地方の平坦コースしか経験がないので、中京の坂はマイナスですが、帝王賞(10着)とかJBC(6着)は距離も敗因だったのかなと思うので、今回、G犠,舛亮太咾發△觝顕鵑蠅1800mというのは、条件も好転し期待できると思います。ローテーションでも前走の地方ダートグレード組で、勝っているデータですし、今年の川崎記念とかしわ記念でJRA勢を撃破しているのも軽く扱えない実力があると考えます。

 さらに、このレースに強いミルコ・デムーロ騎手というのも魅力。前の2走と比べると気楽な立場でマークもされずに済みそう。12勝中11勝が左回りというサウスポーで、坂があること以外は船橋や川崎と似た感じで走りやすい印象です。

 クリンチャー(牡7歳)は今回、相性のいい川田将雅騎手とのコンビです。前回のレースで思ったのが、先行して突き放すというよりは、最初からガシガシ行って、他が苦しくなって下がるところを、持久力で辛抱させる競馬が向いていそうなこと。あと、前走は休み明けの点もよくなかったのかも。スタミナが生きる積極的な乗り方で前につけられればおもしろそうです。

 まだまだ気になる馬がいるので収集つかなくなってきそうです(笑)。

 サンライズホープ(牡4歳)は、オーヴェルニュと違って、晴れた中京でもよさそう。中京は2勝、2着1回。幸英明騎手は最近大活躍。この馬は2014年のチャンピオンズCを制したホッコータルマエにも似たタイプで、幸騎手はそういう馬に乗り慣れていそうなのもいいですね。

 前へ行く馬が多いので、先行争いが激化した場合には、メイショウハリオ(牡4歳)が前走G靴澆笋Sの勝利はフロックじゃないところを見せるかもしれません。前走で初めて重賞を勝ちましたが、4コーナーで不利を受けながらも一気の脚で勝てたのは、着差以上に強かったなぁと感じました。以前は、外を回して届かないという傾向がありましたが、最近は内を突く競馬ができるようになってきました。前走がデビュー以来の最高馬体重だったのでパワーもついてきて、タフな中京にも対応できるのではないかと感じました。

 最後にインティ(牡7歳)もいいです。この馬は中京巧者でありながら、フェブラリーSと両方で結果を出している、なかなかいないタイプ。3着になった昨年もゴールドドリームなどを相手にしていたことを考えれば、好走してもおかしくないです。

 もう、何頭買うんだっていう感じになってきました(笑)。こんなに名前を挙げてしまったのは初めてですが、チャンピオンCは混戦でこの秋で一番難しいレースかもしれません。

 私が注目するのはとにかくソダシ。どんな競馬をするのか、どんなダート適性を秘めているのか、楽しみです。

【profile】 
横山ルリカ よこやま・るりか 
1991年9月27日生まれ。神奈川県出身。アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバー(2015年10月に卒業)。『めざましテレビ』のリポーターを経て、現在は『めざまし8』(フジテレビ)の情報キャスターを務める。『競馬予想TV!』(CS・フジテレビONE)はアシスタントとして出演。サンケイスポーツ『サンスポZBAT!』重賞予想コラム「ルリカの当たりますよ〜に!!!」(毎週日曜掲載)を担当するほか、TOKYO FM「TOKYO TEPPAN FRIDAY supported by Ginza Sony Park」(毎週金曜15時〜生放送)にレギュラー出演中。

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