「キリン」のような見た目の犬 左前脚を失うも、飼い主「簡単に諦めないことを学んだ」(カタール)

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2021年12月04日 16:21  Techinsight Japan

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3本の脚で強く生きるブロディ(画像は『Broken Brodie 2021年11月5日付「This happy man」』のスクリーンショット)
長い首に斑点の模様から、キリンのような風貌を持つアザワク犬の“ブロディ(Brodie)”のことを『The Mirror』『People.com』などが紹介している。ブロディは事故で脚を失うも、ある女性との出会いにより今では幸せに過ごしているという。また飼い主になったこの女性は、ブロディから学ぶこともあったようだ。

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サイトハウンド犬種でグレーハウンドに近い姿を持つアザワク犬(Azawakh)は長い首が特徴だが、ブロディの首は事故によって失った前脚によりさらに長く見える。また独特の斑点模様も相まって、ブロディを見た人からは「キリンのようだ」と言われるそうだ。

ブロディは子犬だった頃に車に轢かれ、そのまま捨てられていたところをカタールでマーケティングコンサルタントをしているルイーザ・クルックさん(Louisa Crook)によって保護された。命は助かったものの、ブロディの左前脚は肩から先を切断せざるを得なかったという。

この“キリン”のようなユニークな風貌に、アザワク犬を知らない人からは好奇の目で見られることも多いそうだが、ルイーザさんは「こんなに美しい犬は目にしたことがない」としてブロディへの愛をこのように語っている。

「ブロディは、私が今まで見た中で最も美しい犬だと思います。私はサイトハウンドのファンで“アザワク”は大好きな犬種の一つです。」

「初めて見た時、ブロディは痛みを抱えて歩けない状態でしたが、私は(その美しさに)息をのみました。」

「この子を見た人たちからはいつも『なんて犬なの?』と聞かれます。この犬種を知っている人はあまりいませんから。脚を失ったブロディに何が起こったのかもね。」

「ブロディの首はとても長いのですが、肩がないために首のつけ根が細くなっていて、ある角度からはとんでもなく長く見えます。」

「だからときどき、1本の大きな首に3本の脚だけが付いているように見えるんです。」


現在は事故の傷もすっかり癒えたようで、ブロディは家の中で幸せな日々を過ごしている。

そんなブロディは、辛い日々から救い出してくれたルイーザさんへ感謝を示すように毎朝甘えてくるそうで「ブロディとの間に特別な絆を感じています」「ブロディは私にとっても優しいの。私と一緒に早朝にキッチンに立つのが大好きで、他の犬たちが起きてくる前に私を独り占めしているんです。私の人生で唯一の朝方人間(犬)ね」とルイーザさんは明かす。


またルイーザさんはブロディとの日々から気付きを得たこととして、次のように述べた。

「ブロディからは“簡単に諦めないこと”を学びました。(ブロディを保護した時)私は望みはないと確信していたんです。元気になったブロディを前に、今でもその時のことを考えるとゾッとしますよ。」

「この経験は、私のもとにやってきた他の犬たちにも生かされています。なかにはブロディと似たり寄ったりの状態の犬もいます。」

「ブロディは自分を気の毒に思うのを止めたい時に見る犬です。私はブロディほどひどい目には遭わないでしょうし、ブロディはそんな辛い出来事も何事もなかったかのように笑顔で乗り越えてきたんですから。」

画像は『Broken Brodie 2021年11月5日付「This happy man」、2018年8月26日付Instagram「After a week of lie-ins with mum around this time」、2018年10月20日付Instagram「Brodie and his girl Layla watching the stormy weather.」、2018年6月28日付「This guy is my guy」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)

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