ラフティングツアー中にワニに襲われた女性、ガイドらがパンチで撃退し救出「幸運だった」(ザンビア)

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2021年12月05日 06:11  Techinsight Japan

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ラフティングツアー中、ワニに襲われた18歳女性(画像は『The Sun 2021年12月3日付「RIVER ATTACK Brit student
ザンビアとジンバブエの国境を流れるザンベジ川で先月30日、激流下り「ホワイトウォーターラフティング」に参加していた18歳の女性が体長約3メートルの巨大なワニ(クロコダイル)に襲われた。ツアーグループは休憩中で、女性はゴムボートの近くで泳いでいたところをワニに水中に引きずり込まれそうになったという。『The Sun』『The Mirror』などが伝えている。

襲われたのはイギリスのハンプシャーに住むアメリー・オズボーンー=スミスさん(Amelie Osborn-Smith、18)で、学校の休みを利用して祖父母を訪ね、プロのガイドが主催するホワイトウォーターラフティングツアーに参加していた。

ザンベジ川のラフティングコースは、世界三大瀑布「ビクトリアフォールズ(ビクトリアの滝)」から水が勢いよく流れ込みスリリングで人気が高い。ツアーグループは11月30日の午後1時半頃、昼食をとるため流れが緩やかな場所にゴムボートを止めて休憩中で、アメリーさんはガイドに勧められて友人と一緒に川で泳いでいた。

目撃者によると、アメリーさんはボートに戻る途中でワニに足に噛まれ、水中に引きずり込まれそうになったものの、異変に気付いた男性が躊躇することなく水中に飛び込み、ワニに何度もパンチを食らわせたという。

ガイドやツアー客が次々と男性の後に続き、反撃を受けたワニは諦めて退散、アメリーさんはワニがひるんだ隙を見てボートに引き上げられた。

ある目撃者は「あれだけの攻撃を受けたのに彼女が生還できたのは幸運だった」と明かしており、現場は酷く混乱し川は血で染まっていたそうだ。

アメリーさんは出血が酷く股関節を脱臼して右脚がぶら下がった状態で、現場で止血などの救急処置が施されるとヘリで近くの病院に搬送された。そしてそこからさらに約400キロ離れたザンビアの首都ルサカの病院に転送され、右脚を救うための手術を受けた。

事故を受け、アメリーさんの父ブレントさん(Brent、60)は「娘は4日夜にイギリスに戻り、ロンドンの病院で治療が続けられる予定です」と明かし、今回の事故についてこのように語った。

「ワニの攻撃を受けたアメリーは、水中に引きずり込まれないように勇敢に戦い、救出されてからも一粒の涙も流さずに静かに痛みに耐えていたと聞きました。事故にはかなりのショックを受けていますが、現地で行われた手術により右脚を失う危険は回避され、私たち家族は非常に喜んでいます。アメリーを助けるために全力を尽くして下さった多くの人々に心から感謝しています。」

ちなみにアフリカ南部では、ワニの攻撃により致命傷を受ける事故が多数報告されている。2018年には、カヌーで川下りをしていた女性がワニに腕を食いちぎられたが、女性は怪我をしてから5日後に予定していた結婚式を挙げて話題となった

画像は『The Sun 2021年12月3日付「RIVER ATTACK Brit student, 18, left with foot ‘hanging’ in croc attack after guide said it was safe to ‘take dip’ in infested river」』『The Mirror 2021年12月3日付「Brit savaged by crocodile in Zambia returning to UK ‘traumatised and heavily sedated’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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  • ターザンは実在したんだ…。
    • イイネ!1
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