ネットメディアへの書き込み動機、「共感や応援」が半数以上 ”誹謗中傷”と“批判”のあいまいな境界線が課題に

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2021年12月06日 08:40  ORICON NEWS

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写真ネットメディアのコメント欄書き込み経験がある人は7割強という結果になった。
ネットメディアのコメント欄書き込み経験がある人は7割強という結果になった。
 ネットメディアのコメント欄への誹謗中傷への対策が課題となる中、なかでもYahoo!ニュースでは、先月10月にAI判定によってコメント欄自体を非表示にする機能が実装するなど対策がますます強化されている。コメント欄というと誹謗中傷のイメージが強くなった昨今であるが、実際に書き込みをする人の傾向についてアンケート調査を実施した。

【グラフ】「怒り?」「スカッとする」? 意外…ネットに書き込みむ動機とは?

■コメント書き込む人は約1割 男性の書き込み経験は女性の2倍に

 調査では「書き込みはしていないが、閲覧はしている」層が全体の76.6%にのぼり主流派といえる結果に。実際にコメントを書き込んだことがある人は12.2%、そもそも「コメントの書き込みも閲覧もしていない」層は11.2%だった。さらに細かく見ると、コメント経験者の割合は、男性が女性の約2倍の割合(16.6%)となっていた。

 【書き込みをした】と回答した122人を対象に聞いた実際にコメントした記事のジャンルについては、【社会】および【政治】が2トップ。続いて、【スポーツ】【エンタメ(結婚などポジティブな報道)】や、また【新型コロナウイルス関連】【エンタメ(ネガティブな内容)】などもコメント意欲を誘発しやすいようだ。

■書き込みの動機、一位は「共感や応援」54.9% 「スカッとしたい」層は僅か 誹謗中傷の“線引き”に課題も

 コメント書き込みの動機では、【記事への共感や応援】が54.9%とトップ。続いて【記事・コメントの間違い指摘】34.4%、【記事の補足情報の提示】33.6%といった目的意識が目立つ。少数ではあるが、【匿名で普段は言えないことをいうとスカッとするから】も6.6%存在。

 【共感・応援】がトップなのは、エンタメ関連でポジティブ記事の方がネガティブよりもエンゲージメントが高い傾向を裏付けている。「応援しているタレントや作品の記事のコメントがゼロだと盛り上がってないみたいだから」(30代女性/宮崎県)といった動機もあるようだ。

 一方では【記事の話題についての怒り】28.7%や、【記事には直接関係なく、話題となる人物への怒り】9.8%、【スカッとする】6.6%を「怒り」「不満」を表明する場としての書き込みをとして考えると、一定数の割合がネガティブな感情を動機にしていることがわかる。

 誹謗中傷ではなくあくまでも批判だという主張が書き込まれることも実際にあり、その線引きを誰がどのような基準で行うのか、境界が曖昧になってしまうという問題もみえてくるだろう。いうまでもなく個々人の言論の自由を担保することは重要である。しかし、少なくとも「誹謗中傷してやろう」と自覚して書き込むような人はごく一部の少数派だとしても、悲しい事件を繰り返さないよう特定の人を追い込むようなコメントを書き込んでいないか、心がけることも大切なネットマナーの一つだろう。

 それに加えて、記事を制作・配信するメディア側も、その責任もより一層考えられなければならない。「議論の場があることによって記事をより大勢に読んでもらえる」「反響が可視化できる」などの大義名分から、公序良俗などの一定基準に基づく制御を怠ってはいないか。コメント欄からメリットを得てきたメディアを運営する側にも、より精密で適切なバランス感覚と自己点検作業がますます重要になってきている。


【調査概要】
調査時期:2021年11月2日(火)〜11月8日(月)
調査対象:計1000名(直近1年間でコメント欄つきのネットニュースを見た自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ(外部サイト)】会員
割付:20代以下、30代・40代・50代・60代の各セル200の均等割付
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ(外部サイト)
https://omr.oricon.co.jp/ 

このニュースに関するつぶやき

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  • 批判と誹謗中傷の違いが分からいのなら、取りあえず「粘着はやめとけ」「特定個人への攻撃はやめとけ(伏字含む)」「汚い罵倒はやめとけ」。
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