国産超小型4輪EVに新顔登場! aideaの「AA-i」ってどんな乗り物?

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2021年12月06日 11:02  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
最近、増えつつある超小型電気自動車(EV)に国産の新顔が登場した。aideaという企業が製造を手掛ける「AA-i」(エーエーアイ)というクルマだ。普通免許で乗ることができて、サイズ感は2輪車、乗ったときの安定感は4輪車との触れ込みだが、どんな使い方が可能なのだろうか。実車を見て話を聞いてきた。


○将来は自動運転で運用?



aideaはイタリア・ローマにデザインセンターを持ち、神奈川県相模原市の自社工場で製品を製造する企業だ。2020年6月には同社初の製品として電動3輪バイク「AAカーゴ」を発売。配送業務に特化した乗り物で、現在は日本マクドナルド、 日本郵便、 DHLジャパンなど多くの企業に採用されている。



「AA-i」はAAカーゴのコンセプトをさらに発展させた超小型4輪EV。車両区分は普通自動車免許で運転可能な「ミニカー」だ。ボディサイズは全長2,020mm、全幅700mm、全高1,700mm。普通の駐車スペースであれば、クルマ1台分のところに4台のAA-iをとめておけるほど小さい。

搭載するリチウムイオンバッテリーは容量7.7kWh。フル充電だと30km/h定地走行値で123km、60km/h定地走行値で73kmを走行可能だという。充電時間は100Vで12時間、200Vで6時間とのこと。


車両後部にボックスが付いているので宅配業務に特化した乗り物なのかと思いきや、aideaはAA-iを「ビジネスにもプライベートにも使えるパーソナルモビリティ」として開発したそう。AA-iの発売時期や価格は現時点で未定だが、将来的には後部座席に人が乗れるようなバージョンも登場するかもしれない。



aideaのマーケティング担当に聞いた話によれば、同社は将来的に、AA-iを自動運転で走らせてヒトやモノを運ぶ仕組みを構築したい考えであるとのこと。例えば地面(道路)に電磁誘導線を設置してAA-iを無人で走行させ、ヒトがタクシーのように使ったり、店舗が荷物の配達に使ったりといったシステムを想定しており、すでに実験にも着手済みだという。(藤田真吾)
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