パンパン冷凍庫の救世主!?「セカンド冷凍庫」を家電お試しサービス「Rentio」が自社生産する理由

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2021年12月06日 15:51  マイナビニュース

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家電お試しサービス「Rentio(以下レンティオ)」は、2021年11月より自社で生産した「小型冷凍庫」のレンタルをスタートした。ルンバやホットクックといった人気家電のレンタルを手掛けてきた同社が、なぜ自社生産してまで冷凍庫のレンタルに注力するのだろうか。

○コロナ禍で冷凍食品の需要は伸びたが…



コロナ禍で外食を控える状況が続くなか、冷凍食品の需要が伸びているという。総務省が行った2020年(令和2年)家計調査報告でも「新型コロナウイルス感染症により大きな影響がみられた品目など(二人以上の世帯)」に「冷凍調理食品」は挙げられている。



外食は控えたいけれど、毎食自炊をするのは手間がかかる。手軽に美味しく食事を作る方法として、冷凍食品は消費者のニーズにうまくマッチしたと言えるだろう。麺にこだわった冷凍ラーメンや、冷凍パンのサブスクリプションサービスがスタ―トするなど、味のクオリティや楽しみ方も大きく進化している。



しかし便利な一方で、保存できる場所が限られるため、常に冷凍庫がパンパンになりがちな悩みも。その解決方法のひとつとして、普段使う冷凍冷蔵庫に加えてもう一台冷凍庫を導入する、「セカンド冷凍庫」という選択もある。


このニーズに注目した家電お試しサービス「レンティオ」は、2021年4月下旬から小型冷凍庫の取り扱いを開始、現在34台ある在庫のうち31台がレンタルされており、同社が扱う他の商品と比べてもレンタルの回転率はかなり高いという。



またレンティオは、今年9月に設立された団体「フローズンエコノミーラボ」に特別パートナーとして参加している。通販型の冷凍食サービスを提供する事業者をはじめ、EC事業や通信事業など幅広い業種の企業が参画する同団体は、"冷凍品の新価値"を創造・発信するためのコンソーシアムだ。


「フローズンエコノミー」とは、冷凍食品だけでなく、調理器具を含めた電気製品・電力供給・資材・物流など、"冷凍品"にまつわるあらゆるものを含んだ経済圏を指す。今後フローズンエコノミーの拡大が予想されるなか、同団体では冷凍食品の正しい認知の拡大と、フードロス削減などサステナブルな暮らしに繋がるイメージ訴求を目指すという。



フローズンエコノミーラボでも、家庭用冷凍庫のスペース不足は課題になっていたそうだ。家電のレンタルとリユースを繰り返す循環型モデルを行うレンティオは、フードロス削減など同団体のSDGsの取り組みに共感し参画、この課題に応えるべく、団体に参加する事業者やユーザーにセカンド冷凍庫のレンタルを提供している。

○レンタルサービスがなぜ家電の「自社生産」を?



2021年4月下旬から小型冷凍庫の取り扱いを行ってきたレンティオは、利用状況が好調であることから同年8月初旬には別メーカーの小型冷凍庫65台の取り扱いを開始、10月にはさらに追加仕入れを行っている。メディアで「セカンド冷凍庫」のテーマが取り上げられることもあり、レンタルの注文数も伸びていたという。



しかし、レンタルの需要があるならば、当然購入の需要もあるということだ。さらに在庫を追加しようとしたところ、メーカー側も在庫不足の状況に。「ユーザーに応えたい」と判断し、OEMでの自社生産に踏み切った。


レンタルサービスを手掛けるレンティオが自社生産を行うのは、今回の冷凍庫が初めて。もちろん家電を作るノウハウは持っておらず、製造を依頼した企業とのやり取りは苦労の連続だったそう。企画が出てからレンタル開始まで約半年をかけ、今年11月から自社生産した小型冷凍庫のレンタルをスタートした。コンパクトなのでラックやカウンターの上などにも置きやすく、月額780円と気軽に始められるレンタル価格も魅力だ。また今後利用者が増えた際は、より良い冷凍食品サービスの紹介や、美味しく解凍できるオーブンレンジを製造するメーカーの手伝いをするなど、冷凍食品の利活用を促す展開も検討しているそうだ。



生産した台数は550台と強気な数字にも感じられるが、これから年末に向けてはふるさと納税の返礼品を収納するニーズも見込んでいるという。確かに、普段からパンパンの冷凍庫のスペースを空け、ボリュームのある肉や魚介類をどう置くかはだいぶ悩ましい問題だ。一時的に使いたいといった時、レンタルサービスを利用してみることはひとつの選択肢かもしれない。



コロナ禍で食生活が変化したことをきっかけに、活用する方が増えている「セカンド冷凍庫」。すでに冷凍冷蔵庫を持っている場合、新しい冷凍庫を購入するのは価格的にも場所的にもハードルが高く感じそうだが、今後冷凍食品の需要が伸び続けることに伴って、より注目が高まる家電製品と言えそうだ。(羽村よりこ)
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