オリックス・紅林が4倍増で更改「20本、3割に盗塁王!?も」

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2021年12月06日 20:23  ベースボールキング

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4倍増で更改し、笑顔のオリックス・紅林弘太郎<写真=北野正樹>
◆ 今年ブレイクした大型遊撃手が更なる飛躍を誓う

 高卒2年目の今季、遊撃に定着し、打率.228ながら、48打点、10本塁打と勝負強い打撃を見せた紅林弘太郎が、2160万円増の2880万円(金額は推定)で更改した。

 720万円から一気に4倍増となった紅林は「とてもいい評価をしてもらった。打率こそ全然ダメだったが、1年間試合に出続け、いい経験をさせてもらった」と開口一番、笑顔。

 ただ、「個人としては悔しいシーズンだった。一軍の試合で、自分の力のなさを痛感させられた1年だった」と続け、「来年は、2倍も3倍もレベルアップした姿を見せたい」と真顔に戻った。

 136試合に出場し、球団の10代選手として初の2ケタ本塁打は記録したが、打率.228に終わった。来季の目標は、20本塁打以上、打率も3割以上。「本塁打は2ケタ打てたので、20本以上。打率も3割以上を目指さないと、3割に届かない」と、高いレベルで目標設定を行う。

 さらに目指すのが、2ケタ盗塁。「盗塁王を目指します。ウソですけど」と笑いを誘ったが、今季、2個の盗塁数は本気で増やす。「ショートは、足の速い選手がやるポジション」との思いがあるためで、そのためにオフには100キロ近い体重を5キロ以上減量し、動きをシャープにするという。

 「体重が増えて、ボールを飛び込んで捕ろうとして、ヒジなどをよく擦りむく。体重を減らして擦り傷も減らしたい」と、適正体重で守備力アップをはかる狙いもあるそうだ。

 体重減で心配されるのが、飛距離など打撃面への影響だが、「ボールをとらえる確率が低かったので、しっかりとバットの芯にボールが当たれば勝手に本塁打は出るし、率も上がる。コンタクト率を上げることをやっていきたい」と、激しかった調子の波をなくすことにもつなげたいという。

 ポストシーズンでも、攻守に活躍。「1年前に日本シリーズに出るなんて思ってもみなかった」と紅林。3年目もさらなる飛躍を目指す。
 
 また、東京五輪期間中の練習試合で負傷し、右膝前十字靭帯損傷の手術をして復帰を目指す大城滉二が700万円減の2800万円で更改。2年目の今季、18試合に登板し、プロ初勝利も挙げた村西良太は「投球回数でなく、試合数でも評価してほしい」と、保留第1号となった。


文・写真=北野正樹(きたの・まさき)

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