最速152キロ!ロッテドラ5・八木、社会人での2年で大学時代の最速を6キロ更新

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2021年12月07日 13:12  ベースボールキング

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ベースボールキング

◆ 最速は152キロ

 「一番は球速だと思います」。

 ロッテのドラフト5位・八木彬(三菱重工West)は、社会人での2年間で一番成長した部分について“球速”を挙げた。

 東北福祉大学で過ごした4年間は最速146キロだったが、社会人での2年間で6キロアップし最速152キロとなった。

 社会人に入ってから球速をアップした要因に、「ウエートトレーニングであったり、自分に合った体のトレーニングをしたというところだと思います」と明かした。

 「(社会人)1年目は球を速くすることしか考えていなかったんですけど、2年目は力を抜いてそのなかで強い球を投げられるように意識してやっていました」と、考え方にも変化があったようだ。


◆ リリーフとして期待

 『第92回都市対抗野球』では、1回戦・三菱自動車倉敷オーシャンズ戦で2−1の9回に登板し、1回を2奪三振のパーフェクトリリーフ、2回戦の東京ガス戦で8回の1イニングをきっちりと三者凡退に抑えるなど、短いイニングを任されていた。

 ロッテでもリリーフで起用されることになれば、益田直也、佐々木千隼、国吉佑樹、唐川侑己、東妻勇輔、小野郁といった、レベルの高い競争を勝ち抜く必要がある。

 リリーフを担当すると仮定して、その枠に割って入っていくために、どんなアピールをしていきたいかと訊くと、「フォークとストレートだけだったので、スライダーなど他の変化球を交えて、しっかりと信頼を得て投げられるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。

 「自分の投球をすることが一番だったので、そういうところを意識して(社会人で)しっかりやってきました」と、社会人での2年間で大学時代の最速を6キロ更新し、成長を遂げた八木。プロの舞台では、力強いストレートと落差の大きいフォークを武器に、パ・リーグの強打者をねじ伏せて欲しいところだ。

▼ 八木彬
生年月日:1997年5月26日生
守備位置:投手
身長 / 体重:180センチ / 94キロ
投 / 打:右 / 右
経歴:八戸学院光星高−東北福祉大−三菱重工West−ロッテ(ドラフト5位)

取材・文=岩下雄太

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