白髪染めでアレルギー反応を起こした女性「もう二度と髪は染めない。潔く白髪になる」(英)

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2021年12月07日 20:11  Techinsight Japan

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6〜8週間ごとに同じ染毛剤を使用していた女性(中央)(画像は『The Mirror 2021年12月4日付「Mum ‘looked like Elephant Man’ as her head swelled up after hair dye use」(Image: Kennedy News and Media)』のスクリーンショット)
ヘアカラーリング剤を使う場合は、その都度パッチテストを行うことが推奨されている。イギリス在住のある女性はこの数年間、定期的に使っていた商品で白髪を染めようとしたところ、突然アレルギー反応を起こして目が開けられないほど腫れ上がってしまったという。それから1か月半ほど経った今でも元に戻っておらず、まぶたに袋状の腫れが残っているそうだ。『The Mirror』『The Sun』などが伝えた。

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英ウェストミッドランズ州シェルドン在住のアニータ・ベントンさん(Anita Benton、41)は、白髪を染めようと「シュワルツコフ社(Schwarzkopf)」の染毛剤を使ったところ、アレルギー反応を起こし顔が腫れ上がってしまった。

一時は何も見えないほど目が腫れたというアニータさんは、初めてアレルギー反応を起こした時のことをこう振り返った。

「この商品は2019年から6〜8週間ごとに使っていました。今までは何の問題もなかったのに10月16日、カラー剤を塗って10分ほどで頭皮が焼けるようにヒリヒリして。いつもは30分放置するのですが、すぐに洗い流しました。その日は一晩中涙が止まらなくて、翌朝起きると涙で髪の毛が全部頭にくっついていました。そして夜になって左のこめかみが少し腫れてきたんです。それからはずっと痒くて眠れず、18日の朝に家庭医に相談すると眼科に行くように勧められました。」

その後、アニータさんは「バーミンガム・ミッドランド・アイセンター(Birmingham Midland Eye Centre)」で医師による検査を受けたのち、「ハートランズ病院(Heartlands Hospital)」でステロイドと抗生物質、抗ヒスタミン剤が処方されたという。

「医師は私を見てすぐに『染毛剤ですね?』と言いました。病院を出た時には目が開けられないほどパンパンに腫れていて、21日になってようやく目が開くようになりました。でも腫れは目から頬に広がって、全身に発疹ができてしまって掻きむしるほど痒かったです。それで再び診察を受けると皮膚の感染症だと言われ、もっと強い薬を処方してもらいました。」

「目が腫れて何も見えなかったので仕事を1週間休むことになったのですが、上司は私がDV被害に遭っているのではないかと心配して『アレルギー反応だと証明するために薬の写真を見せて』と言っていましたね。写真を見た私の父でさえ『これは誰だ?』と認識できないほどの症状でしたから」と明かしたアニータさんは、突然起きたアレルギー反応の原因を突き止めようとシュワルツコフ社に連絡を取ったという。すると染毛剤の香料に変更があったことが明らかになったそうだ。


アニータさんは現在の様子をこのように述べている。

「今はほぼ回復していますが、まぶたの腫れた部分は完全に元に戻っておらず、少し袋状になっています。今はクリームをたっぷり塗って、いずれ元に戻ることを願っています。何年も同じ染毛剤を使っていると毎回パッチテストをすることはない人がほとんどでしょうが、私はもう二度と髪は染めません。潔く白髪になります。」

今回の件でシュワルツコフ社の広報担当者は次のようにコメントした。

「アニータ・ベントンさんのことは残念ですが、一日も早い回復を願っています。当社は彼女と連絡を取り合っており、反応の原因を特定するために現在、専門家による調査を行っているところです。アレルギーは時間をかけて蓄積されていくものです。たとえそのブランドの製品や特定の色を使用したことがあっても染毛剤を使用する際には説明書をお読みいただき、その都度パッチテストを行うことをお勧めします。」

画像は『The Mirror 2021年12月4日付「Mum ‘looked like Elephant Man’ as her head swelled up after hair dye use」(Image: Kennedy News and Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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  • アレルギーはコップに溢れそうな水が表面張力で留まっているような状態だと形容される。  ��ロシアンルーレットだ。   とどめの一撃(一滴)で均衡が破られて発症する。
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