自分の家のこと、自分の子どものことなのに「手伝う」ってどういうこと? これまでさんざん話し合いをしてきたのに、2人目を迎える直前になってもまだ他人事のような意識でいるのです。そのときスマホに着信がありました。相手はマサトのお姉さんでした。
義姉の夫も中高生の息子2人も、よく気が利くし動く人たちです。内心「うらやましいなあ」と何度思ったことでしょう。私は義姉の好意に甘えることにしました。
その後、夫は「出産後の母親は死ぬほどツラいから、迷惑をかけないためにうちに来なさい!」と説得されたようです。義姉に頭の上がらない旦那は、しぶしぶ産後2週間ほど滞在することに。義母には義姉から話をつけてくれたとのことで、これで私も安心して出産を迎えられそうです。
第3話へ続く。
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