“エース級”の投球を見せるときもあれば… 好不調の波が大きかった巨人・メルセデス

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2021年12月09日 08:12  ベースボールキング

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巨人のC.C.メルセデス
巨人のC.C.メルセデスは、出遅れはあったものの、シーズン後半は先発ローテーションの一角として投げ、7勝を挙げた。

 今季初登板となった6月4日の日本ハム戦で5回2/3を投げ無失点に抑え勝利投手になると、続く6月11日のロッテ戦では7回1失点で2勝目。同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター ロッテ−巨人戦』で解説を務めた江本孟紀氏は「今日のメルセデスのピッチングで、計算ができますよ」と評価し、「あとは菅野がゲームを作るくらいのピッチングができる。柱ができてくれば、チーム全体が計算しやすくなってくる」と太鼓判を押した。

 江本氏の見立て通り、6月25日のヤクルト戦から8月24日の広島戦にかけて5連勝。5回2/3を投げ無失点に抑え勝利投手になった7月3日のDeNA戦で解説を務めた若松勉氏は「メルセデスのピッチングが光りましたね。先頭打者を出したんですけど、その後しっかり抑えているのでね」と振り返った。

 しかし、登板間隔が中4日、5日と短くなった9月以降は1勝も挙げることができなかった。10月12日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−阪神戦』で解説を務めた井端弘和氏は「オリンピック前までは非常に良いボールを投げていた。五輪期間中もいいボールを投げていた。その後ですよね。オリンピックの疲れが出たのか、突如乱れたり、私のコーチ時代にも5回、6回までよかったが、7回にというのがあった。1シーズンやる力が備わっていないのかなと感じますよね」と課題点を挙げた。

 今季1年を振り返ると、時期によっては“エース級”の投球を見せる時があるが、それをシーズン通して披露することができなかったといえるだろう。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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