『軍艦少年』本編に永遠に残る“軍艦島” 島内で撮影された超貴重映像

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2021年12月09日 10:00  ORICON NEWS

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写真長崎・軍艦島にて奇跡の1日で撮影された映画『軍艦少年』(12月10日公開) (C)2021『軍艦少年』製作委員会
長崎・軍艦島にて奇跡の1日で撮影された映画『軍艦少年』(12月10日公開) (C)2021『軍艦少年』製作委員会
 劇団EXILEの佐藤寛太と、国内外で精力的に活動する俳優の加藤雅也が“親子”を演じる映画『軍艦少年』(12月10日公開)より、劇中に登場する長崎県の端島“軍艦島”の島内で撮影された超貴重な映像が解禁された。

【動画】“軍艦島”島内で撮影された『軍艦少年』本編シーン

 大切な母を失ったことで心の拠所を失った海星(佐藤)と、父・玄海(加藤)。玄海の幼なじみ・巌(赤井英和)に連れられて、軍艦島に上陸した海星は、巌から忘れられない島内での想い出や、廃墟となった学校の跡地に父と母が遺してきた大切な“あるもの”があることを聞かされる。巌から「お前の親父は、本当に強かったんだ。強いっていうのは、逃げないことだ。相手からとかじゃないぞ。自分自身からだ」と諭される海星。果たして父・玄海と亡き母の小百合が遺してきた“あるもの”とは?

 “喪失と再生”というテーマとリンクする意味合いからも、本作のもうひとりの主人公といえる軍艦島。その撮影許可が下りるまでには、かなりの困難を極めた。2015年に世界文化遺産に登録されたこともあり、当初は建物内に入るのは禁止。周囲のみの撮影で、神社や階段にのぼることさえも許されなかったのだ。ただ、原作は柳内氏が実際に島内をロケハンして描かれていることもあり、「なんとか、原作と同じ場所で撮影したい。そうしなければ、作品自体が嘘になってしまう……」。そんなスタッフの誠意や熱い想いが、現地のフィルムコミッションや観光課へのプレゼンを通して伝わり、2019年2月、奇跡的に建物内での撮影許可も下りることになった。

 ただし、例え撮影許可が下りても、指定された日しか上陸ができなかった軍艦島。また、天候次第では上陸不可能な恐れもあるなか、台風が大接近。上陸できる機会が3日間あるうち、2日が流れてしまったが、最後のチャンスに無事上陸でき、撮影が行われた。

 先月開催された、長崎市の「端島炭坑」(軍艦島)の保全と活用を考えるシンポジウムにて、「余命半年程度」と予測された国内最古の鉄筋コンクリート造アパート「30号棟」の劣化も進む中、後世に遺る超貴重な本編映像となっている。


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