「大阪メトロ」中央線に新造車両30000A系 - 万博後は谷町線へ転用

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2021年12月09日 17:02  マイナビニュース

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大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)は9日、中央線に新型車両400系と新造車両30000A系を導入すると発表した。30000A系は万博開催期間中の必要な輸送力を確保するための輸送力増強として導入し、万博後は谷町線に転用するとのこと。運行開始は2022年7月を予定している。


30000A系は、2011年に御堂筋線で運行開始した30000系を中央線用車両としてさらに改良。車両の低床化、優先座席の明確化など、同社が進めるバリアフリー化を踏襲するとともに、より便利で快適に利用してもらうため、車内の乗降口上部にワイド液晶ディスプレイを設置して乗換案内や駅設備案内などわかりやすく表示し、4カ国語による案内を行えるようにした。



その他、全車両への空気浄化装置、車内Wi-Fiの設置に加え、一部の乗降口横のスペースを拡大し、ベビーカーや大きな荷物を持った人も利用しやすくするなど、さまざまな特徴を随所に取り入れ、大阪・関西万博を見据えた車両にしたという。

車体形状は御堂筋線30000系と同様とし、デザインについては号線色を残しつつ、これまでの号線色帯を改め、いままでにない斬新なデザインとした。大阪のにぎわいと人々の輝く姿をドットでシンボル化し、いままで以上に人・街・乗り物が有機的につながり合う、これからの新しい未来をスパークルドットで表現。それぞれのドットの意味として、ホワイトは街ゆく人々、アースグレイは街並み、グリーンは同社の車両を表している。未来社会をゴールドで表現し、そこに存在するすべての要素が多様性を持ってランダムに「集まる」「つながる」ことを表したという。


車内において、腰掛の表布は背と座面で色を切り替え、背をゴールドイエロー、座面をターコイズブルーとし、下方に重心を置くことで車内全体が明るく軽やかに、さわやかな車内となるようにした。スパークルドットを車内にもアレンジすることで、新しい未来を感じさせる「ワクワク感」を演出している。(木下健児)
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