“年俸5億の男”は今年も…期待外れだった選手たち【ワーストナイン2021 パ・リーグ編】

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2021年12月09日 18:00  AERA dot.

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写真ソフトバンク・バレンティン(左)と日本ハム・大田泰示(写真提供・福岡ソフトバンクホークス/北海道日本ハムファイターズ)
ソフトバンク・バレンティン(左)と日本ハム・大田泰示(写真提供・福岡ソフトバンクホークス/北海道日本ハムファイターズ)
 熱狂と波乱に満ちた2021年シーズンが幕を閉じた。今季も開幕前の期待を上回る活躍を見せた選手が多くいた一方で、不振に喘ぎ、思うような結果を残せず、年俸に見合った成績を残せなかった選手、球団、ファンの期待を大きく裏切った選手たちもいる。プロならば批判も致し方なし。ズバリ、2021年の “ワーストナイン”をセ・パ両リーグで選出したい。以下はパ・リーグ編。/セ・リーグ編に続く→巨人が“最多”の選出…期待外れだった選手たち【ワーストナイン2021 セ・リーグ編】


【写真】セ・リーグで年俸大幅減となった選手はこちら!
*  *  *
<投手>
■増田達至(西武)


 期待値以下だった投手は多くいるが、その中でもライオンズの守護神の働きは推定年俸3億円の価値はなかった。2015年に40ホールドで最優秀中継ぎ投手となり、翌2016年からは絶対的守護神として5年間で通算133セーブを記録。昨季は48試合で5勝0敗33セーブ、防御率2.02で“無敗のセーブ王”になった男だが、今季は開幕から状態が上がらず。4月22日のオリックス戦、5月1日の日本ハム戦で、ともに3点リードから4失点してのサヨナラ負けを喫して二軍降格。一時は防御率が7点台までに悪化した時期もあった。後半戦に一軍再昇格してからは中継ぎとして復調したが、結局は登板33試合で0勝3敗9ホールド8セーブ、防御率4.99。最下位に沈んだチームの中で、増田の不振は非常に大きかった。


<捕手>
■宇佐見真吾(日本ハム)


 全体として「及第点」の働きをしたパ・リーグ各球団の捕手陣だったが、その中で敢えて“ワースト”を選ぶならば、元巨人のこの男になる。今季は正捕手奪取の期待もあったが、移籍後3年間で最少の出場32試合にとどまり、本来持っているはずの柔らかいバットコントロールも影を潜め、打率.116&得点圏打率.077と低迷。守備でも100試合に出場したライバルの清水優心と同じ4捕逸を記録した。今季の推定年俸が清水と同じ2400万円だったことを考えると、攻守においてもう少し存在感を見せたかった。


<一塁手>
■銀次(楽天)


 シーズン100安打以上を続けて「3割近い打率は当たり前」の安打製造機だった男。昨季88試合で打率.236(212打数50安打)と低迷したところからの再起を誓った今季だったが、開幕2戦目に代打出場で手首を痛めて戦線離脱すると、7月には新型コロナウイルスの検査で陽性反応となり再び長期離脱。不可抗力の不運な面はあったが、結果的にはレギュラーに定着した2012年以降、自己最少の35試合出場&26安打で、打率.286。推定年俸1億1000万円の期待を大きく裏切るシーズンになった。来季は3年契約の3年目。鬱憤を晴らせるか。



<二塁手>
■外崎修汰(西武)


 走攻守三拍子揃った好選手であり、リーグ優勝時に大活躍した“主力”だが、今季は不完全燃焼。4月に死球で左腓骨を骨折して約3カ月の戦線離脱を強いられると、7月に一軍復帰を果たして以降も、バッティングの調子が一向に上がらずに低空飛行。結局、出場73試合で打率.220、5本塁打、19打点、9盗塁と、いずれも2017年のレギュラー定着以降の自己最低の数字に終わった。オフの契約更改では、2600万円ダウンの1億400万円(推定)でサインしたが、今季の成績ならば「まだまだ高い」というのが正直なところだ。


<三塁手>
■安田尚憲(ロッテ)


 今季が高卒4年目。これまで徐々に成績を上げ、大きくジャンプするシーズンになるはずだったが、結果的には打率.242、8本塁打、55打点と期待値以下の成績に終わった。もちろん、4月に見せた月間5本塁打&28打点の活躍、6月の月間打率.311の成績は評価されるべきもので、高卒4年目の野手としては決して悪くない成績ではある。しかし、「4年目の飛躍」への期待感が高まっていただけに、今回の「ワースト」に選出。この悔しさを来季の大爆発に繋げてもらいたい。


<遊撃手>
■今宮健太(ソフトバンク)


 推定年俸2億9000万円の4年契約の3年目。故障で出場43試合に終わった昨季からの巻き返しを誓ったが、両ふくらはぎの不安が消えないまま開幕すると、それが影響したのかシーズン最後まで万全の状態ではプレーできず。出場125試合で守備面ではチームに貢献したが、打撃面ではレギュラー獲得後自己ワーストの打率.214(4本塁打、30打点)。10月には左脛骨(けいこつ)の骨挫傷で戦列を離れ、そのままシーズン終了を迎えた。まだ30歳。老け込むには早いはずだが、このままでは地位が危ういものになってくる。


<右翼手>
■大田泰示(日本ハム)


 チーム加入後4年間は100試合以上の出場を続けて2ケタ本塁打もマークし、今季も「6番ライト」で開幕戦を迎えたが、打率が1割台から2割台前半で推移。今季の推定年俸1億3000万円も、本塁打が月1本ペースで、6月以降は代打が中心。6月末と9月頭には二軍降格となり、最終的に出場76試合(先発43試合)で打率.204、3本塁打、20打点という「箸にも棒にも……」という成績でシーズンを終えた。年齢的にはまだ31歳と働けるはずだが、オフには球団からの契約の提示がされずに自由契約(ノンテンダーFA)に。苦難の日々と屈辱を味わう1年になった。



<中堅手>
■金子侑司(西武)


「ポスト・秋山翔吾」の一番手としての期待を受け、今季も「1番センター」で開幕したが、打率1割台に低迷。開幕12試合目で打順を9番に下げると、若手の台頭もあって5月以降はベンチスタートが増加。月が移り変わっても打率は上昇せず、シーズン101試合出場も、そのうち途中出場が47試合。打率.192、0本塁打、9打点と不甲斐ない数字が並び、2度の盗塁王の経験を持つ男としては実に寂しい9盗塁に終わった。2019年オフに4年契約を結んでおり、今オフの契約更改では現状維持の年俸1億2600万円(推定)でサイン。周囲からの高まる批判に対し、来季は目に見える結果で回答しなければならない。


<左翼手>
■バレンティン(ソフトバンク)


 NPBのシーズン最多本塁打記録保持者。60試合出場で9本塁打&22打点に終わった昨季からの奮起を誓ったが、今季も推定年俸5億円という高給に見合った活躍はできなかった。開幕二軍スタートから5月18日に一軍昇格を果たし、5月28日の巨人戦、6月13日のヤクルト戦と2度の1試合2本塁打を放って見せたが、それ以外はサッパリ。打撃不振が続いて6月25日に二軍降格になると、そのまま一軍の舞台に戻ることなく、出場22試合で打率.182、4本塁打、9打点という寂しい成績とともに今季限りでの退団が決定。現役引退も示唆している。


<指名打者>
■清宮幸太郎(日本ハム)


「和製ベーブ・ルース」として話題を集め、史上最多の高校通算111本塁打を記録したスター候補だが、今季も活躍できずに「忘れられた存在」に。曲がりなりにも、1年目から一軍で3年連続シーズン7本塁打を放ち、今季が「覚醒のとき」と期待する声もあったが、結果はプロ4年目で初めての一軍出場なしに終わった。二軍では106試合出場で19本塁打を放ったが、打率は.199と低迷。プロ1年目の二軍成績(45試合、17本塁打、打率.244)と比べても、「進歩なし」、「後退した」言われても仕方ない。オフの契約更改では25%の減額制限に迫る500万円ダウンの1700万円(推定)でサイン。同学年の村上宗隆との差は開く一方。果たして新庄BIGBOSSのもとで“変われる”のだろうか。


セ・リーグ編に続く→巨人が“最多”の選出…期待外れだった選手たち【ワーストナイン2021 セ・リーグ編】


このニュースに関するつぶやき

  • 外野には、鴎の「福田秀平」を選出すべきだろ。FAで移籍して来て4年総額4億8千万+出来高。一年目の昨年は44安打も、キャリアハイの三振73。今年は僅か1安打。>続く
    • イイネ!1
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  • 鴎の安田の"成長曲線"は、筒香の様になれば良いが。https://news.yahoo.co.jp/articles/b814709f55a87294cd84d0e990442b34b7313a6a この記事にある「大器晩成型」。>続く
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