オリックスのT−岡田が1000万増の9500万円でサイン「休んでいるヒマはない」

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2021年12月09日 21:23  ベースボールキング

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「休んでいる暇はない」と語るオリックスのT-岡田 [写真=北野正樹]
◆ 日本シリーズ終了4日目から始動

 オリックスのT−岡田選手(33)が9日、大阪市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、1000万円増の9500万円でサインした。

 今季は個人として通算200号本塁打を達成したほか、勝負強い打撃でチームの25年ぶりVに貢献。しかし、16年目のベテランは「個人的には物足りない。オフにしっかりと自分を見つめなおして頑張る」と厳しめの自己評価で、日本シリーズを終えた4日後から来季に向けて始動していることも明かしている。




 「リーグ優勝をして、クライマックスも勝ち抜けた。来年は日本一をしっかりと取れるように頑張っていきたい」と、この1年を振り返ったT-岡田。

 交渉の席上、球団幹部からは「チームを引っ張ってくれてありがとう。来年も引っ張ってくれ」というねぎらいの声を掛けられたという。

 しかし、本人に満足感はない。「打撃はすべて物足りない。死球の影響もありチームを離れたが、1年間戦える体力作りをしていかなくてはいけない。このメンバーで日本一に向かってやってきたいという思いを、シリーズが終わってすごく感じた。そのためにも、オフは個人的にレベルアップしたい」と、反省の言葉が口をついた。



◆ 「まだまだ自分に物足りなさを感じている」

 すでに、T−岡田の2022年シーズンは始まっている。

 12月1日には、早くも球団施設で汗を流す姿が。「その日から始めた。(ポストシーズンを戦わなかった)早いチームでは、11月中に(練習をしており)来年に向け、戦いは始まっている。満足のいく成績ならもう少し休んでもいいかもしれないが、まだまだ自分に物足りなさを感じている」と、シリーズ終了から4日目の始動を説明。

 つづけて、「休んでいる暇はない。そういう気持ちがなくなれば、野球を辞めなくてはいけなくなる」と、自らを奮い立たせた。


 今季は115試合に出場。打率.241で17本塁打、63打点。9月28日のロッテ戦(ZOZOマリン)では、通算200号となる逆転3ランを放ち、ロッテ3連戦3連勝を引き出すなど、節目の試合で存在感を示した。

 連覇に向けては、「そういう立場に立ったからこそ、今年以上に強い気持ちを持って自主トレ、キャンプに臨まなければいけない」と、表情を引き締める。

 チームリーダーとして、さらに輝く17年目のシーズンになりそうだ。


◆ 安達は一塁守備も

 このほか、3年契約の3年目となる安達了一は、2000万円減の8000万円で新たに3年契約を結んだ。

 紅林弘太郎に遊撃の定位置を譲る形で二塁に転向し、100試合に出場して打率は.259。ダウン提示にも、「試合数も少なく、規定打席にも達していない。1年間、出続けなければいけない立場。当たり前だと思う」と納得の表情。

 このオフには、「どこでも守れるようにしておかなければいけない」と、社会人時代に経験のある一塁守備にも取り組む意向を示している。

 また、チームについては、「(終盤の逆転など)すごい試合が出来るチームだということが、ファンも含め思ったと思う。ああいう野球が出来れば、もっと強くなる」と、連覇に向けても自信をのぞかせた。


取材・文=北野正樹(きたの・まさき)



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  • 新コロ茶番劇のせいで、シブチン更改だらけ。客を入れて試合をやらんとプロスポーツが潰れる。
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