ここ数試合苦しんでいるチェルシーのトーマス・トゥヘル監督がチーム状況についてコメントした。
チェルシーは抜群の安定感で好スタートを切ったが、負傷者続出が響き、ウェストハム戦では今季初の複数失点で2−3の敗戦。8日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第6節ゼニト戦では3−3の引き分けに終わりグループ2位に回っての突破となった。
苦しい状況が続いているが、トゥヘル監督は11日に行われるプレミアリーグ第16節リーズ戦前の会見に出席し「ウェストハム戦は、非常に良い前半、まあまあな後半だったが、結果は最悪だった。ゼニト戦では、多くの選手を変更し、最後の最後で勝利を逃してしまった。正直に言って、2試合で4回もリードの場面があったのに、勝ち点1、6失点で終わったら、目をそらして何事もなかったということはできない」と試合を振り返った。
続けて「それは起こってしまったが、ディテールの問題で、些細な事だ。全体像を観れば心配することはないと思うよ。理由がある。幸せだということはできないけど、パフォーマンスはそこまでひどく、悪いものではなかった。チェルシーでは基準が高くなるからどうしても悪く見えてしまうね」とパフォーマンスについて言及した。
そして同監督は反省と合わせて次戦に向けて意気込み。前を向いていると語り、気を引き締めなおした。
「こうしたことは起こりうることだ。我々は最高のレベルで戦っているんだから驚くべきではないし、そこからなにか感じ取れることは良いことだよ。我々はリードした時、良いパフォーマンスをしていても普通に戻ってしまうことがある。これがよくないことだ。これを普通にしてはいけない。この2度の経験から学んで、明日はそれを証明するチャンスだ」