プレミアリーグ第16節が11日に行われ、マンチェスター・Cとウルヴァーハンプトンが対戦した。
前節ワトフォード戦の勝利で首位に浮上したマンチェスター・C。ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグのライプツィヒ戦からはスタメンを8枚変更し、フィル・フォーデンやケヴィン・デ・ブライネらがベンチスタート。前線にはラヒーム・スターリングやジャック・グリーリッシュ、ガブリエウ・ジェズスが並んだ。
マンチェスター・Cが攻めあぐねる展開のなか、ウルヴァーハンプトンは29分に肝を冷やす瞬間が訪れる。空中のボールをめぐってマックス・キルマンとルベン・ネヴェスが味方同士で衝突。キルマンが額から出血した一方、ネヴェスは下顎の辺りを強打して脳震とうが心配されたが、両者とも治療を受けてプレーを再開した。
前半アディショナルタイム2分、ウルヴァーハンプトンのラウル・ヒメネスがもったいない形で退場する。ハーフウェーライン付近でのタックルで1度目のイエローカードを受け取ったR・ヒメネスは、マンチェスター・Cのフリーキックのリスタートを妨害。これで2度目のイエローカードを提示されて退場し、ウルヴァーハンプトンは後半を10人で戦うことになった。
スコアレスで折り返すと、マンチェスター・Cは55分に決定機が訪れる。ジョアン・カンセロが右サイドからクロスを送ると、飛び出してきた相手GKジョゼ・サは触れず、イルカイ・ギュンドアンが頭で合わせる。シュートは枠を捉えていたが、相手DFコナー・コーディにゴールライン上でクリアされた。
マンチェスター・Cは63分、右からベルナルド・シルヴァが浮き球で折り返すと、ブロックしたジョアン・モウチーニョの右腕にボールが当たったとしてPKを獲得する。マンチェスター・Cのキッカーを務めたラヒーム・スターリングは真ん中へと流し込み、先制点を記録した。スターリングはリヴァプール時代も含めてプレミアリーグ通算100点目となり、リーグ史上32人目の快挙を達成した。
試合を支配するマンチェスター・Cは追加点を狙いに行くが、相手DF陣の踏ん張りもあって2点目が遠い。対するウルヴァーハンプトンは攻撃的なカードを切って同点弾を狙いにいく。後半アディショナルタイム2分、ダニエル・ポデンセが左から折り返すと、攻撃参加していたキルマンが頭で合わせたが、相手GKエデルソンの好セーブに阻まれた。
試合はこのまま終了し、リードを守りきったマンチェスター・Cが1−0で勝利した。マンチェスター・Cは6連勝で首位キープ、ウルヴァーハンプトンは2連敗で4戦未勝利となった。
次節、マンチェスター・Cは14日にホームでリーズと、ウルヴァーハンプトンは15日にアウェイでブライトンと対戦する。
【スコア】
マンチェスター・C 1−0 ウルヴァーハンプトン
【得点者】
1−0 66分 ラヒーム・スターリング(マンチェスター・C)