イブラヒモヴィッチが劇的同点弾…首位ミラン、ウディネーゼと痛み分け

セリエA第17節が11日に行われ、ウディネーゼとミランが対戦した。

　試合は17分、ウディネーゼが先制に成功する。トルガイ・アルスランが中盤でティエムエ・バカヨコからボール奪うと、前線のベトにパス。ベトはシュートまで運ぶと、一度GKに防がれたものの、ベトはこぼれ球押し込みゴール。ウディネーゼが先制した。

　ミランは43分、アレッシオ・ロマニョーリがズラタン・イブラヒモヴィッチに縦パスを通すと、イブラヒモヴィッチはワンタッチでブラヒム・ディアスに渡す。ディアスはエリア左からシュートを放つが、惜しくも左に飛ぶ。

　直後の44分、イブラヒモヴィッチのスルーパスに抜けたテオ・エルナンデスが、ゴール左に流し込むが、オフサイド判定で得点は認められない。前半はウディネーゼの1点リードで終わる。

　ミランは59分、途中交代のジュニオール・ウォルター・メシアスがドリブルで相手DFをかわして右サイドを突破し、中央のディアスに横パス。ディアスは左足を振り抜くが、上にそれる。

　さらに68分、サンドロ・トナーリがクロスを上げると、ゴール前のイブラヒモヴィッチが頭で合わせるが、枠を捉えられない。

　ウディネーゼは82分、中盤からの浮き球のロングパスに反応したベトが相手DFの裏に抜ける。ベトはエリア左まで侵入してシュートを撃つが、わずかに右にそれる。

　するとミランは90+2分、サム・カスティジェホのクロスをダニエル・マルディーニが頭で折り返し、最後はイブラヒモヴィッチが押し込みゴール。ミランが終了間際に同点に追いついた。

　このまま試合は終了して、1−1でウディネーゼとミランの一戦は引き分けに終わった。首位ミランは1試合未消化の2位インテルとの勝ち点差を「2」とした。ウディネーゼは5試合勝ち無しとなっている。

　次節、ウディネーゼはカリアリと対戦し、ミランはナポリと対戦する。

【スコア】
ウディネーゼ　1−1　ミラン

【得点者】
17分　1−0　ベト（ウディネーゼ）
90+2分　1−1　ズラタン・イブラヒモヴィッチ（ミラン）