今シーズン限りでリヴァプールを離れることが発表されたマイケル・エドワーズSD(スポーツディレクター)に、レアル・マドリード行きの噂が浮上した。14日、イギリス紙『インデペンデント』が報じている。
同紙によると、すでにレアル・マドリードはエドワーズ氏に対してSD就任を打診済みであり、役割を果たせるように説得出来ることを期待していると伝えられている。
また、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長も、COVID−19による収入減少などの危機を受け、移籍の方針を変更する必要性を認識しているとのこと。エドワーズ氏がリヴァプールで実現してきた多くの好リクルーティング(エジプト代表FWモハメド・サラーやオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクの獲得など)を、ペレス会長は高く評価しており、クラブの新たな方向性に舵を切りたい考えを持っていることも、『インデペンデント』は併せて報じている。
現在42歳のエドワーズ氏は、2011年にアナリティクス部門の責任者としてリヴァプールに加入。以降、テクニカルパフォーマンス・ディレクター、テクニカル・ディレクターへの昇格を経て、2016年11月に現在のSDに就任。在職期間中はサラー、ファン・ダイクをはじめ、ブラジル代表GKアリソン・ベッカーや同代表MFファビーニョ、スコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンなど、現在の主力選手の獲得を主導し、プレミアリーグやチャンピオンズリーグのタイトル獲得に貢献する立役者となっていた。
しかしながら今年の11月10日に、エドワーズ氏が新たな挑戦を希望したことから、今シーズン限りでの退任が発表されていた。後任には、これまでエドワーズ氏のアシスタントを担当したジュリアン・ウォード氏が内部昇格という形で就任することが決まっている。
11年に渡り、名門復権に尽力してきたエドワーズ氏。スペイン行きは実現するのだろうか。