パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、現役引退を発表した同国代表FWセルヒオ・アグエロへ惜別のメッセージを送った。
アグエロは2006年夏に加入したアトレティコ・マドリードで公式戦通算230試合100ゴールを挙げ、2010年夏にマンチェスター・Cと完全移籍。同クラブでは公式戦通算390試合260ゴールを記録し、5度のプレミアリーグ優勝などに大きく貢献した。
今夏にバルセロナへと加入したが、10月30日に行われたラ・リーガ第12節アラベス戦中に胸部の不快感を訴えて途中交代すると、試合後に不整脈と診断された。当初は3カ月程度での復帰が見込まれていたが、医師からの助言もあり、15日に現役引退を発表した。
バルセロナでは“行き違い”となり、クラブキャリアで同じユニフォームを着てピッチに立つことは叶わなかったアグエロとメッシだが、アルゼンチン代表ではアンダーカテゴリーからともに戦ってきた盟友同士。2005年のFIFA U−20ワールドカップを制し、2008年に行われた北京オリンピックでは金メダルを獲得。今夏に行われたコパ・アメリカ2021で、悲願のA代表初タイトルを掲げていた。
アグエロの引退発表を受け、メッシは自身の公式インスタグラム(leomessi)を更新。苦楽をともにした親友への想いをつづり、セカンドキャリアでの成功を祈った。
「キャリアの全てを共に歩んできたのも同然だった。とても素敵な瞬間もあれば、そうでない瞬間もあったけど、そのすべてが僕らの絆をどんどん深めて、僕らは親友になっていった。そして、ピッチの外ではこれからも一緒に生きていくだろう」
「最近、コパ・アメリカで優勝した大きな喜びと、君がイングランドで達成したすべての業績……。そして今、自分の体に起こったことのために、自分の好きなことをやめなければならないのを目の当たりにするのはとても辛い、というのが本音だよ」
「君はこれからも幸せであり続けるだろう。なぜなら、君は幸せを発信する人であり、君を愛する僕たちは、君と共にあるからだ。これから新しいステージが始まるけど、君はきっと笑顔で、何事にも熱中して生きていけると信じている」
「新しいステージでの成功を願っているよ! 君のことが本当に大好きなんだ。ピッチで一緒にいたこと、代表で一緒に戦ったことをとても寂しく思うよ!」
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