U・シモン、ビルバオへの忠誠を誓う「クラブが僕を必要としている限り…」

アスレティック・ビルバオのスペイン代表GKウナイ・シモンが、同クラブへの胸中を明かした。15日にスペイン紙『マルカ』が伝えている。

　現在24歳のU・シモンはアスレティック・ビルバオの下部組織出身で、今夏に行われた2つの国際大会（EURO2020と東京オリンピック2020）に出場し、スペイン代表の正ゴールキーパーとして活躍した。さらに、今シーズンのラ・リーガ15試合に出場したU・シモンは、チームのピンチを救うセーブを連発。“ロス・レオネス（アスレティック・ビルバオの愛称）”は同リーグ2番目となる最小失点数「12」を誇っている。

　まず、U・シモンは「代表チームでは、今まで経験したことのないような出来事を通して、自分を成長させることができた」と告白。続けて「この夏は、今までなかった瞬間や状況があり、それがサン・マメス（アスレティック・ビルバオの本拠地）のゴールを守ることの自信につながっている」とEURO2020（ベスト4進出）と東京オリンピック（準優勝）の経験が自信に繋がっていることを明かした。

　その一方で、ラ・リーガ直近8試合で5分3敗のチームについて、U・シモンは「焦るファンもいるのは当たり前。もっと客観的に見る必要がある。たった1回のチャンスでゴールを決めてしまう方が心配。僕たちの場合、たくさんチャンスを作れば得点に繋がる」とリーグ戦13得点にとどまっている現状に言及。さらに「このチームには、もっともっと大きな力を発揮したいというハングリー精神があるんだ。ベティス戦では素晴らしい試合をして、ファンが望むアスレティックになりたい」と19日に行われるラ・リーガ第18節ベティス戦へ意気込みを示した。

　最後に、U・シモンは「アスレティックが僕を必要としている限り、ここにいるつもりだ。このクラブのおかげで今の自分がある。彼らに最高の形でお礼をしたい。サン・マメスのゴールを毎試合守るという最高の形で…」とクラブへの愛を誓った。