とあるパチンコファンの怒り 「俺は4回も確変中の台を譲ったことがあるのに、俺が負けてるときは誰も譲ってくれない」

だいぶ前、パチンコをしていて時間がなくなり、次回大当たりが確定している確率変動、いわゆる確変状態の台を他人に譲ったことがある。

普段はそんなことしないが、そのまま放置するのもアレだったので、近くで大ハマりして死にそうになってる婆さんに「これ打ちます？」と言って差し上げたのだ。

「え？　いいんけ？」と嬉しそうだったが、そりゃそうだろう。僕だってそんなことされたら嬉しい。このまま回していれば確実に負債は減るわけなので。

最近では確変よりもSTタイプという、駆け抜けの可能性があるが連チャン期待度の高い状態に移行するパチンコ台も増えたが、どのみちこのSTを譲ってもらうのも非常に嬉しいっちゃ嬉しい。貰ったことないけど。

なんでこんな話をしているかと言えば、今日はこの、確変という連チャン濃厚状態を他人に譲ったことがある人の声を紹介したいのだ。(文：松本ミゾレ)

「ほんとパチンコ屋はクズばっかりだな。自分さえ良ければそれでいいのかよ」

先日、2ちゃんねるに「俺は今までに4回も確変中の台を譲ったことがある」というスレッドが立っていた。スレ主は自分の行いを引き合いに「それなのに俺は1度も譲ってもらったことはない。俺が負け込んでて困ってる時も誰も譲ってくれない」と書き込んでいる。

さらには「ほんとパチンコ屋はクズばっかりだな。自分さえ良ければそれでいいのかよ」とも。なかなか身勝手な人もいたものだ。別に誰かに頼まれたわけでもなく、自分の気まぐれで確変を譲っただけだろうに。

しかも4回と、具体的な数字を覚えている辺りもいやらしい。本当の善人は、そんな数なんていちいち覚えてないし、書き込んで恨み言も言わないだろうし。

自分が勝手に他人に確変を譲っていい気分になっておきながら、今度は自分が負けてしまったら他人にもそれを望むなんて、結構横暴だよね。どうしてもそれをやるんなら、自分がかつて確変を譲った4人に要求すればいいのに、無関係な他人をひっくるめてクズと呼んでいるのだから。自分に施しをしたことがない人を助ける義理なんて、誰にもないのだ。

「別れたときプレゼント返せって言いそう」

スレッドには、わがままで独善的なスレ主に対しての批判的な書き込みも結構寄せられている。ちょっといくつか紹介していきたい。

「見返りを求めてやる善行など偽善だから」
「別れたときプレゼント返せって言いそう」
「放置して帰れよ。いちいち話かけるな誰だよお前」

こんな感じで、スレ主のなんというか、恩着せがましいというか惨めったらしい意見に嫌悪感を抱いたであろう人々の声がチラホラ。「放置して帰れ」って声もあるが、ホントそうなんだよね。時間がないとかでやめるってなったら、別に誰かに譲らず、自分が精算して確変のまま帰ればいいだけ。

空いてれば誰かがそのまま座るわけだし。なんかこう「俺はいいことをしたんだ、4回も！」ってのと、自分でそんなことを勝手にやっていい気持ちになっておきながら、負けたら不機嫌になる歪な人間性。さすが”底辺趣味・パチンコ”をたしなむ者あるあるって感じが凄いするなぁという感想を抱いてしまった。

僕自身も確変を他人にあげたことはあるけど、譲ってもらったことはない。でもそれでいちいち怒ったりしないし、そんなもんだろうと思っている。むしろ「あげるよ」とか言われてもなんか裏がありそうだから断ると思う。なんでスレ主は、ここまで激昂してんだろうか。

ましてそれを言ってるのがパチンコ屋でしょう？　よりによって。あんな場所でそんなの期待するほうがどうかしてますよ。

……ちなみに、僕の知人に確変や大当たり中の台を、女性にだけ譲るって奴がいた。理由はもちろん下心にある。その知人も、この行為を自分で「善行だ」って主張してたのを思い出してしまった。まあ、スレ主がそういう人かどうかはわからんけど。