クープ・ドゥ・フランス9回戦(ベスト64)が18日に行われ、日本代表FWオナイウ阿道が所属するトゥールーズは同DF植田直通が所属するニームと対戦した。両選手はともに先発出場している。
試合は15分にニームが先制したものの、トゥールーズは35分にオナイウの得点で追いつく。トゥールーズは細かいパス回しで相手の守備を崩し、マークを外したオナイウがペナルティエリア右でラストパスを受ける。オナイウは相手GKとの一対一を制し、冷静にゴール右下へと流し込んだ。
さらに45分、オナイウの2点目でトゥールーズが逆転する。左コーナーキックからブランコ・ファン・デン・ブーメンが高めのボールを送ると、オナイウは跳躍力を生かして相手に競り勝ち、打点の高いヘディングで合わせてネットを揺らした。
リードで折り返したトゥールーズは、70分に点差を広げる。ブレヒト・デヤーゲレの浮き球スルーパスに抜け出したオナイウは、ペナルティエリア右からヘディングで折り返す。このボールをゴール前のリース・ヒーリーが押し込んだ。
トゥールーズは73分にダメ押しの4点目を獲得。ラファエル・ハットンが見事なコントロールショットをゴール右上に突き刺した。試合はこのまま終了し、4−1で勝利したトゥールーズが10回戦(ベスト32)に進出した。
現在26歳のオナイウは、今夏に横浜F・マリノスからトゥールーズへと完全移籍。リーグ・ドゥ第5節から第8節にかけて4試合連続ゴール(計5得点)を記録していたが、その後はゴールから遠ざかっていた。同選手にとっては、ニーム戦でのゴールが約3カ月ぶりの得点となった。