スコティッシュ・リーグカップ決勝が19日に行われ、FW古橋亨梧が所属するセルティックとハイバーニアンが達成した。先日までハムストリングの問題で欠場していた古橋は先発に復帰し、83分までプレーした。
スコアレスで折り返すと、試合の均衡が破れたのは51分。ハイバーニアンが先制する。マーティン・ボイルが右コーナーキックからストレート系のボールを供給すると、ポール・ハンロンが頭で合わせて押し込んだ。
しかし、セルティックは失点直後、古橋のゴールで試合を振り出しに戻す。キックオフからパスをつなぎ、左サイドのカラム・マグレガーがゴール前にロングボールを供給する。相手DFの背後に抜け出した古橋は、正確なトラップで前を向くと、左足を振り抜いてゴール左下に突き刺した。
72分、セルティックが逆転する。ハーフウェーライン付近でフリーキックを獲得すると、トム・ロギッチが相手の意表を突くクイックリスタート。今回も古橋が抜け出すと、絶妙のループシュートで相手GKの頭上を通してネットを揺らした。古橋は今季公式戦16点目となった。
反撃を試みるハイバーニアンは89分、ケヴィン・ニスベットのヘディングシュートが左ポストに直撃。こぼれ球に反応したハンロンのシュートは枠を外れて追いつくことはできない。
試合はこのまま終了し、逃げ切ったセルティックが2シーズンぶり20回目のリーグカップ制覇を果たした。今季から率いるアンジェ・ポステコグルー監督体制で初タイトルとなり、古橋も加入後初めてメジャータイトルのトロフィーを掲げることになった。
【スコア】
ハイバーニアン 1−2 セルティック
【得点者】
1−0 51分 ポール・ハンロン(ハイバーニアン)
1−1 52分 古橋亨梧(セルティック)
1−2 72分 古橋亨梧(セルティック)