トゥヘル監督、延期要請拒否に不満「選手たちの安全を心配している」

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2021年12月20日 10:14  サッカーキング

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チェルシーを率いるトゥヘル監督 [写真]=Getty Images
チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督が、苦しい状況で開催されたウルヴァーハンプトン戦を振り返った。19日、クラブ公式サイトが伝えている。

 プレミアリーグ第18節が19日に行われ、チェルシーはウルヴァーハンプトンと対戦。試合前には4日間連続でチーム内に新型コロナウイルスの陽性者が発覚していたことからチェルシーはプレミアリーグにこの試合の延期を要請していたものの、リーグがこれを却下。ベンチメンバーにはGK2名、フィールドプレイヤー4名のみで予定通りに開催された試合はスコアレスドローに終わった。

 トゥヘル監督は試合後、「直前の24時間には多くの雑音があった。試合の準備をするのに完璧な状況ではなかったのは明らかだ。遅れてミーティング、短いミーティングを行い、ベストを尽くそうとした」と振り返った。

 試合内容については「前半は少し苦労した。ウルヴスの形に適応するのに苦労してしまった」と前半は苦しんだことを明かしつつ、「後半のリアクションはとても良かった。後半はとても良いパフォーマンスで、クリーンシート(無失点試合)で終えられたから、多くのポジティブなこともあった」と公式戦7試合ぶりの無失点に喜びを語った。

 また、試合前には延期をプレミアリーグに要請していたものの、リーグに却下されたことについてトゥヘル監督は不満を口にした。

「まだ14人の選手がいるからと言われているのは理解しているが、その14人の選手が誰であるかをもう少し詳しく見ると、トレヴォ・チャロバーは2回、マテオ・コヴァチッチは1回、エンゴロ・カンテも1回しかそれぞれ練習をしていない。コロナの影響で肉体的にも選手たちには大きなリスクを負わせている」

「他の試合が延期された、または延期されなかったなどをコメントすることはできないし、するつもりもない。他の状況と比較したわけではなく、私たちは選手たちの安全を心配しているだけだ。連日、何度も陽性反応が出ていたので選手たちは自分の健康を心配していた」

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