マンチェスター・Uのイングランド代表MFジェシー・リンガードは、来年夏までクラブに残留する可能性が高いようだ。20日、イギリスメディア『アスレティック』が報じた。
リンガードは現行契約が2022年6月30日までとなっており、来年1月からは他クラブとの事前契約締結が可能になる。マンチェスター・Uは同選手との契約延長交渉を行なっていたようだが、11月に決裂が報じられていた。以降、交渉は行われておらず、現時点では今後の話し合いも予定されていないという。
そのような状況にも関わらず、リンガードは2022年1月の移籍市場で移籍することはない模様。ウェストハムやニューカッスルが獲得を熱望するなか、リンガードはマンチェスター・Uに残留し、ラルフ・ラングニック暫定監督のプランに入るために戦うことを決めたようだ。
『アスレティック』はリンガードの去就について、「マンチェスター・Uが新オファーを提示しようが、マンチェスター・Uが他クラブからのオファーに応じようが、リンガードが夏にフリーエージェントとして去ることを選ぼうが、主導権の大半はリンガードが握っている」と伝えている。
現在29歳のリンガードは2000年からマンチェスター・Uの下部組織に在籍し、2014年8月にトップチームデビューを飾った。昨シーズン後半は期限付き移籍先のウェストハムで大活躍したものの、今シーズンの先発出場はカップ戦での2試合にとどまっている。