降格圏に沈むニューカッスル [写真]=Getty Images ニューカッスルは、直近の3試合でのジャッジについて、プレミアリーグに対して正式な苦情を申し立てるようだ。20日、イギリス紙『テレグラフ』が報じた。
ニューカッスルは12日に行われた第16節でレスターに0−4、16日に行われた第17節でリヴァプールに1−3、19日に行われた第18節でマンチェスター・Cに0−4の敗戦を喫し、3連敗中。いずれの試合でもニューカッスルの不利に働いた不可解な判定があるとして、同クラブはリーグに正式な苦情を申し立てることを決定したようだ。
まずはレスター戦。ニューカッスルはビルドアップのミスからピンチを招くと、DFジャマール・ラッセルズが相手MFジェームズ・マディソンを倒してPK献上。38分にこれを決められていた。しかし、マディソンはラッセルズの伸ばした足に引っかかる前からジャンプしていたと指摘されており、ダイブが疑われている。それでも、VARはピーター・バンクス主審にオンフィールドレビューを行うよう助言せず、判定が覆ることはなかった。
リヴァプール戦で問題となっているのは、21分にリヴァプールのMFディオゴ・ジョッタが挙げた先制点のシーンだ。ニューカッスルはコーナーキックの守備時にMFアイザック・ヘイデンが頭部を押さえてボックス中央で倒れ込んだが、マイク・ディーン主審はプレーを続行させる。リヴァプールが2次攻撃を仕掛けると、相手のマークを外したジョッタはヘイデンが倒れていたためオフサイドとならずにネットを揺らした。
脳震とうなど頭部の負傷が疑われる場合は、プレーを一時中断するようプロトコルが定められている。しかし、ディーン主審はニューカッスルの選手とスタッフに対し、「ヘイデンが頭ではなく背中を押さえたと思った」と語ったという。
マンチェスター・C戦の30分では、FWライアン・フレイザーが相手DFジョアン・カンセロにプレスをかけた際、飛び出してきた相手GKエデルソンと交錯。エデルソンはボールに一切触っておらず、ニューカッスルはPKを主張したが、VARとマーティン・アトキンソン主審はそのままプレーを続行させた。
🗣 "Even Cancelo looks round in surprise." 👀
Former Premier League referee Dermot Gallagher believes Newcastle should have received a penalty after Ederson's collision with Ryan Fraser... pic.twitter.com/Jxgb7o9dJQ— Sky Sports News (@SkySportsNews) December 20, 2021
ニューカッスルはこれらの判定について、「事後的にできることは多くない」ことを理解しているものの、「判定が下された理由を詳細に説明してもらうことが重要だ」と考えているという。