チェルシーのトーマス・トゥヘル監督は、カラバオ・カップ準々決勝にアカデミー所属の選手たちを起用する可能性を示唆した。22日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。
同日、チェルシーはカラバオ・カップ準々決勝でブレントフォードと対戦。だが、先週から7選手に新型コロナウイルス陽性反応が出ており、延期を要請した19日のウルヴァーハンプトン(ウルヴス)戦(プレミアリーグ第18節、0−0)に続いて、難しいやり繰りを強いられる状況となっている。トゥヘル監督はこの後の戦いも見据え、この準々決勝にはアカデミー所属の若い選手たちを起用する可能性について、以下のように語っている。
「彼らは昨日、今日と我々とともにトレーニングをした。我々は選手たちを守らなければならないので、アカデミーに所属する彼らと一緒にプレーすることを考えている。明日はアストン・ヴィラ戦(プレミアリーグ第19節)ではなく、健康を優先し、何人かの選手にリスクを負わせない決断をする可能性がある。これは私たちの性質に完全に反するが、多分我々はそれを強制されている。これはスポーツとは違い、私たちが何であるかではないので、私は悲しくなる」
また、トゥヘル監督はフランス代表MFエンゴロ・カンテの状況についても言及した。
「カンテを90分出場させたことは無責任に近かった。彼はブレントフォード戦のメンバーには入らない。もし、今シーズン最後の試合だったら起用していたかもしれないが、我々はそんなことは出来ないし、私もしない。我々は、彼に回復とアストン・ヴィラ戦のために準備する時間を与える」
マンチェスター・C、リヴァプールとの優勝争いも控える中で、難しいやり繰りを強いられるトゥヘル監督とチェルシー。ここからの過密日程をどう乗り切るのか注目だ。