肉食の淡水魚、ピラニア(画像は『The Daily Star 2021年12月25日付「Man’s big toe eaten by piranhas after going for a dip in infested river with son」(Image: Press Association)』のスクリーンショット) 南米で2番目に長いパラナ川の下流域にあたるアルゼンチンで、川に足を入れて涼もうとした親子がピラニアに足の一部を食いちぎられるという事故が発生した。一帯は猛暑で水位が低く、先月にも同様の事故が起きていた。『The Daily Star』が報じている。
アルゼンチンのサンタフェ州コロンダ市を流れるパラナ川で、涼を取ろうとした親子を肉食の淡水魚、ピラニアが襲った。
その日は猛暑で目撃者によると、親子が川に足を入れた途端にピラニアが2人の足に食いついてきたという。2人はすぐに川から出たものの、父親は親指の先端を、息子は踵部分の肉を一瞬にして食いちぎられた。
当時撮影された写真を見ると、2人の足に穴が開いているのがはっきりと分かり、親子はライフガードが応急処置をした後で医療センターに搬送された。
2人を襲ったのは小型のピラニア・ナッテリーという種で、地元メディアは繁殖期にあたる夏(雨季)になると浅瀬に集まってくると伝えている。通常は人間を襲うことはないが、血の臭いや水しぶき、大きな音に反応することがあり、水位が低く、餌が少ない時期は要注意だという。
『Piranha Guide』によると、ピラニア・ナッテリーは体長38センチ(15インチ)に達する個体もあるものの、平均は15〜20センチほどで口は小さいが歯は鋭い。20匹ほどの群れでいることが多く、肉食性で主に藻類や昆虫、小型の魚類や水に落ちた鳥、ネズミなどを食べるが、弱った大型の個体を襲うこともある。
この一帯では先月、川遊びをしていた人たちが2日連続でピラニアに襲われ、約70人が負傷した。中には手指や足指を失った子供もおり、地元では注意を呼びかけていた。
画像は『The Daily Star 2021年12月25日付「Man’s big toe eaten by piranhas after going for a dip in infested river with son」(Image: Press Association)(Image: CEN)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)