新型コロナウイルス拡大の影響によって第17〜18節が中止され、約2週間ぶりの試合となったマンチェスター・U。ラルフ・ラングニック体制となってから2連勝中のチームは、リーグ3連敗中のニューカッスルと敵地で対戦した。
ゲームはマンチェスター・Uにとって不安定な立ち上がりに。7分に自陣でボールを拾われると、ニューカッスルは左サイドのアラン・サン・マクシマンに展開。そのまま得意のドリブルで仕掛けると、カットインからトーキック気味のシュートでGKダビド・デ・ヘアの守るゴールを陥れた。
勢いに乗るニューカッスルは23分にも、自陣でボールを拾って持ち上がったジョンジョ・シェルビーが右足で強烈なシュートを放つも、これはデ・ヘアがストップ。38分には、ドリブルで仕掛けたサン・マクシマンのラストパスから最後はカラム・ウィルソンがゴールを揺らすも、これはオフサイドとなった。試合はこのまま後半へと入る。
流れを変えたいマンチェスター・Uは、ラングニック監督が後半開始からジェイドン・サンチョ、エディンソン・カバーニの2枚替えを決断。それでもチャンスを作ったのはニューカッスルで、47分には右サイドの崩しからサン・マクシマンが決定的なチャンスを迎えると、63分にはカウンターからライアン・フレイザーがゴールに迫るも、いずれもデ・ヘアのセーブにより追加点とはならない。
すると徐々にペースを掴み始めたマンチェスター・Uは、71分にディオゴ・ダロトのクロスからカバーニが右足を振り抜く。一度はニューカッスルのブロックに阻まれるも、そのこぼれ球を右足で再び流し込み、試合を振り出しに戻した。
88分、ジェイコブ・マーフィーのシュートはポストに直撃。跳ね返ったボールをミゲル・アルミロンが左足で狙うも、これはデ・ヘアが横っ飛びで弾き出すビッグセーブを見せた。
試合はこのまま終了。苦しんだマンチェスター・Uだったが、カバーニやデ・ヘアの活躍でなんとか勝ち点1を持ち帰る結果となった。
次節は30日、ニューカッスルはアウェイでエヴァートンと、マンチェスター・Uはホームでバーンリーと対戦する。
【スコア】
ニューカッスル 1−1 マンチェスター・U
【得点者】
1−0 7分 アラン・サン・マクシマン(ニューカッスル)
1−1 71分 エディンソン・カバーニ(マンチェスター・U)