トッテナム、10人のサウサンプトンとドロー…ケイン3戦連発も逆転弾は幻に

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2021年12月29日 01:56  サッカーキング

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サウサンプトンとトッテナムが対戦した [写真]=Getty Images
プレミアリーグ第20節が28日に行われ、サウサンプトンとトッテナムが対戦した。

 ともに勝利した前節から中1日。スタメンの入れ替えはサウサンプトンが6人、トッテナムが3人となった。サウサンプトンではアルマンド・ブロヤやセオ・ウォルコットらがベンチスタートとなり、シェイン・ロングやアダム・アームストロングらが先発。トッテナムはベン・デイヴィス、ハリー・ウィンクス、デレ・アリが先発に復帰した。

 フレッシュなサウサンプトンは序盤から押し込む展開となり、25分に先制する。左サイドからモハメド・サリスがロングスローを放り込むと、ボールは相手に当たってボックス内にこぼれる。このボールにジェームズ・ウォード・プラウズが右足ダイレクトボレーで合わせ、アウト回転のかかったシュートをゴール右隅に突き刺した。ウォード・プラウズはリーグ戦で3試合連続ゴールとなった。

 39分、試合のターニングポイントが訪れる。トッテナムは敵陣中央からウィンクスがスルーパスを通すと、抜け出したソン・フンミンがペナルティエリア内で相手DFサリスに倒される。サリスは2枚目のイエローカードで退場し、数的有利となったトッテナムはPKを獲得する。ハリー・ケインがPKキッカーを務めると、相手GKの逆を突いてゴール左上に突き刺した。ケインは3試合連続ゴールとなった。

 後半の主導権を握るトッテナムは、53分に決定機を迎える。ハーフウェーライン付近からウィンクスがピンポイントのロングフィードを供給すると、ケインが抜け出す。ファーストタッチでうまくボールを収めたケインは、右足を振り抜きゴール右下に突き刺した。しかし、VARによるレビューの結果、ケインの肩がオフサイドラインをわずかに越えていたことが確認され、得点は取り消された。

 トッテナムは67分にもチャンスを迎える。ウィンクスが右から浮き球を送ると、マット・ドハーティと相手GKフレイザー・フォースターが競り合い、フォースターはキャッチに失敗。ボールはゴールに吸い込まれたが、ドハーティのファウルをとられて得点とはならない。

 逆転の1点が欲しいトッテナムは、ルーカス・モウラやブライアン・ヒルを投入して攻勢を強める。終盤はトッテナムによるハーフコートゲームが続くなか、サウサンプトンは後半アディショナルタイム2分に絶好機を迎える。途中出場のブロヤが右サイドで相手DFエリック・ダイアーと入れ替わり、ペナルティエリア右に侵入。右足を振り抜きシュートを放つが、カバーに入った相手DFダビンソン・サンチェスのブロックに阻まれた。

試合はこのまま終了し、サウサンプトンは連勝を逃したが3戦無敗となった。トッテナムも連勝を逃したが、アントニオ・コンテ監督就任後のリーグ戦は7試合無敗となった。

 次節、サウサンプトンは2022年1月2日にホームでニューカッスルと、トッテナムは同1日にアウェイでワトフォードと対戦する。

【スコア】
サウサンプトン 1−1 トッテナム

【得点者】
1−0 25分 ジェームズ・ウォード・プラウズ(トッテナム)
1−1 41分 ハリー・ケイン(トッテナム)

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