エヴァートンは1月1日、ディナモ・キエフからウクライナ代表DFヴィタリー・ミコレンコが完全移籍で加入することを発表した。
契約期間は2026年6月30日までの4年半となり、背番号は「19」に決定した。なお、イギリスメディア『アスレティック』によると、エヴァートンとディナモ・キエフは移籍金2000万ユーロ(約26億円)で合意した模様だ。
現在22歳のミコレンコは、左サイドバックを主戦場とする左利きのDF。ディナモ・キエフの下部組織出身で、2017年にトップチームデビューを飾った。同クラブでは公式戦通算132試合に出場し、7ゴール20アシストを記録した。2020−21シーズンのリーグ優勝や2度の国内カップ制覇に貢献し、チャンピオンズリーグ本戦でのプレーも経験している。
また、ウクライナ代表では各世代別のアンダーカテゴリーで活躍し、2018年11月にA代表デビューを飾った。これまでに21キャップを数えている。昨年夏のEURO2020では4試合に出場し、母国のベスト8進出に貢献した。
ミコレンコは発表に際し、エヴァートンのクラブ公式サイトを通じて次のようにコメントしている。
「エヴァートンへの移籍は、僕の人生にとって大きな、そして重要なステップだ。プレミアリーグでプレーすることをずっと夢見てきた。イングランドはサッカーが生まれた場所であり、僕のプレーにとても適していると思う」
「22歳だけど、自分のことを若手だとは思っていない。欧州大会でプレーした経験もあるし、これからも選手として成長していきたいと思っている」
「僕は高い位置でプレーするのが好きで、可能な限り前に出たいんだ。現代サッカーでは、サイドバックは守るだけでなく、攻撃もできることが求められている。自分はピッチを上下できる万能なディフェンダーだと思う」
「チームや経営陣、ファンとのコミュニケーションはとても重要なことだ。そのためには、言葉を学び、この街、この国、このクラブの文化を理解する必要がある。ベストを尽くすよ。ここエヴァートンで、クラブの伝統と野心とともに、人間としても選手としても成長していけると信じている」