バルセロナに加入したスペイン代表FWフェラン・トーレスが、3日に入団会見を行った。同日にスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えた。
現在21歳のF・トーレスは、昨年12月28日にマンチェスター・Cからバルセロナへの完全移籍が決定。移籍金は5500万ユーロ(約71億円)+ボーナスとなり、2027年6月30日までの契約を結んだ。また、10億ユーロ(約1300億円)の契約解除金が設定されている。
F・トーレスは3日、本拠地『カンプ・ノウ』でジョアン・ラポルタ会長らとともに入団会見を実施。「野心と謙虚さ、欲望を持ってこの挑戦に臨む。僕は野心的な選手で、挑戦することが好きなんだ。バルサを本来いるべき場所に戻したい」と意気込みを示した。
マンチェスター・C時代には元バルセロナのジョゼップ・グアルディオラ監督から指導を受け、プレーの幅を広げてきた。F・トーレスは同監督について次のように語っている。
「グアルディオラ監督は世界屈指の監督の一人だ。僕は彼の下、様々なポジションでプレーし、彼から多くのことを学んだ。ストライカーとしてもプレーしてきたけど、僕のポジションは右ウイングだ。だけど、僕はよりユーティリティな選手となり、監督の助けとなるならどのポジションでプレーすることになっても構わないよ」
ラ・リーガのFFP(ファイナンシャル・フェアプレー)規定によりF・トーレスの選手登録が遅れる可能性もあるが、本人は至って冷静。「僕は完全に落ち着いている。クラブがそのことで動いていることも知っているしね。最終的には登録可能になると分かっているよ」とコメントした。
F・トーレスは昨年10月の代表戦で足を骨折して以降、離脱が続いているが、復帰は近いようだ。「順調に回復している」と語り、12日に行われるスーペルコパ・デ・エスパーニャ(スーパー杯)準決勝レアル・マドリード戦に照準を合わせていることを明かした。