リヴァプールが、アーセナルのイングランド代表FWブカヨ・サカ獲得に再び関心を持っているようだ。3日、イギリス紙『リヴァプール・エコー』が報じている。
同紙によると、当時アーセナルとの契約が残り1年となっていた2020年に続いて、リヴァプールがサカの獲得に乗り出しており、オーナーグループであるフェンウェイ・スポーツ・グループ(FSG)から獲得資金の支援を取り付けたと伝えられている。
また、『The Transfer Window』というポッドキャストのプログラムでも、サカはリヴァプールのプレースタイルに合致し、サカ自身もリヴァプールへの移籍に「非常に興味がある」と考えていることも報じられている。
しかしながら、リーズなどでプレーした経験を持つFWノエル・ウィーラン氏は、サカがリヴァプールにマッチする人材であるという考えに同意しつつも、多額の移籍金がかかることを余儀なくされるだろうと主張した。
「彼(サカ)がアーセナルで契約を更新する前、リヴァプールが誘っていたのは、それほど前の話では無かった。我々はサカの成長を見てきた。今、プレミアリーグで最高のウィンガーの1人だ。非常にリヴァプールのスタイルに合致する」
「しかし、ミケル・アルテタ監督は今、アーセナルで本当に特別なものを作り上げているように思える。クラブは資金を投じて(=給与増などと考えられる)サカを引き留め、市場で強さを見せたいと考えているだろう。アーセナルは売り手側のクラブで無いことを示し、本当にこの再建を続けたいと思っているはずだ」
現在20歳のサカは、アーセナルの下部組織出身。2019年夏にトップチーム昇格を果たし、同シーズンのプレミアリーグでは26試合に出場し、1ゴール5アシストをマーク。背番号を「7」に変更した昨シーズンは、左サイドバックや左ウィングバックでの出場もありながら、リーグ戦32試合出場で、5ゴール4アシスト。サポーターが選ぶクラブの年間MVPにも選出された。ウィンガーに固定された今シーズンは全20試合出場で、すでに6ゴールを記録し、キャリアハイを更新。リーズ戦、ノリッジ戦、マンチェスター・C戦と直近3試合連続ゴールを挙げ、現在4位に位置するチームの大黒柱となっている。
20歳でプレミアリーグ屈指のウィンガーに成長したサカ。同選手のキャリアプランと決断は果たして。