アーセナルがレアル・ソシエダのスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサク争奪戦をリードしているようだ。3日、イギリス紙『デイリー・メール』が報じている。
同紙によると、アーセナルはガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンが規律違反もあり退団が有力視され、フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットも2022年6月末で契約満了となることから、センターフォワードの獲得が急務の状況となっていた。そこで、2021年夏の移籍市場でも獲得に動いたイサクに再度アプローチし、バルセロナとの争奪戦でポールポジションに立っていると伝えている。
また、『デイリー・メール』はスペインメディア『エル・ナシオナル』の情報を引用し、ソシエダはバルセロナがトップ4争いの直接のライバルになり得ること、そして7500万ポンド(約113億円)の契約解除条項を行使しようと目論むバルセロナが、財政問題を考えるとその金額は用意不可能と確信していることから、交渉を拒否したと報じている。
加えて、アーセナルのミケル・アルテタ監督もCF獲得を希望しており、イサク獲得に成功すればオーバメヤンとラカゼットの退団を許可しても構わないと伝えられている。
現在22歳のイサクは、AIKの下部組織出身。2017年1月にドルトムント、2019年7月にレアル・ソシエダへ移籍した。今シーズンはラ・リーガで16試合に出場し、4ゴールを挙げている。スウェーデン代表では2017年にデビューして以降、31試合で8ゴールをマークしており、昨夏に行われたEURO2020にも出場している。
2021年夏の移籍市場では、獲得した6人全員が23歳以下と、若返りを図ったアーセナル。この冬も若手重視の路線で、FW獲得を目指すのだろうか。