<きもの松葉> 不正販売「潜在的な被害者いる」 弁護士が1月5日まで電話相談

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2022年01月04日 14:31  弁護士ドットコム

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不正販売があったとして、呉服店「きもの松葉」運営会社(大阪市)の社長らが逮捕された事件をめぐって、有志の弁護士が被害窓口を開設し、相談を受け付けている。1月5日まで。


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実施しているのは「奈良県次々販売被害弁護団」だ。奈良弁護士会の消費者保護委員会に所属する弁護士10人が対応する。



団長の皐月宏彰弁護士は1月4日、弁護士ドットコムニュースの取材に「いまも電話がきている状況です」と話す。



昨年(12月28日・29日)の実施回にも12件の被害相談があった。購入した当事者だけでなく、家族からの連絡も多いという。



皐月弁護士は「家族だけでなく、ケアマネージャー(介護支援専門員)など支援者からの相談も受け付けます。被害者は高齢者が多いため、独居のかたもいるでしょうし、認知症が進んでいる高齢者もいると思います」として、潜在的な被害者が多いのではないかと指摘した。



●「きもの松葉」と間違われる「本きもの松葉」も

この事件では、無許可で代金を前払いさせる割賦販売で、高齢者らに約1700万円分の着物などを売ったとして、「きもの松葉」の社長らが昨年11月、割賦販売法違反(無許可営業)容疑で逮捕された。その後、奈良簡裁は社長に罰金100万円の略式命令を出した。



また、この事件をめぐり、大阪府富田林市の振袖屋「本きもの松葉」は、〈報道されている事件におきまして「きもの松葉」と弊社とは全く関係の無い別会社でございます〉として、混同を避けるように公式サイト上で呼びかけている。



●【相談窓口の専用ダイヤル】

1月4日(火)・1月5日(水) 正午から午後7時 0742-93-8555 (相談料無料)



http://www.yasuragi-law.com/info.html


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