ラ・リーガ第20節が8日に行われ、MF久保建英が所属するマジョルカは敵地でレバンテと対戦した。直近の公式戦2試合を欠場していた久保は先発に復帰し、フル出場を果たした。
久保はトップ下や右ウイングでのプレーとなったが、複数の主力を欠くマジョルカは全体として連係が噛み合わず、決定機を作ることができない。前半はお互いに得点が生まれず、試合はスコアレスで折り返した。
試合の均衡が破れたのは、後半開始早々の47分、レバンテが先制する。エニス・バルディが中盤で相手をはがし、前方に絶妙のスルーパスを供給。抜け出したロベルト・ソルダードは相手GKとの一対一を制してネットを揺らした。
レバンテは51分にも決定機。ホルヘ・ミラモンが右サイドから柔らかい浮き球を送り、ニアに飛び込んだロジェール・マルティが頭で合わせたが、シュートは惜しくも右のポストに阻まれた。
レバンテのペースで進んでいたなか、マジョルカは65分にフェル・ニーニョがロベル・ピエルに倒されてPKを獲得する。キッカーを務めたブライアン・オリバンは左下を狙ったが、相手GKアイトール・フェルナンデスにコースを読まれて止められてしまった。
マジョルカは81分、敵陣中央でボールを奪ったサルバ・セビージャのラストパスから、ニーニョがボックス内で左足を振り抜きネットを揺らした。追いついたかに思われたが、セビージャのハンドがあったとして、主審のオンフィールドレビューで得点は取り消された。
マジョルカの攻勢をしのいだレバンテは試合終了間際、コーナーキックのカウンターからホセ・ルイス・モラレスがネットを揺らし、試合を決定づける2点目を記録した。
試合はこのまま終了し、マジョルカはリーグ戦3連敗、レバンテは待望の今季初勝利となった。なお、レバンテのリーグ戦白星は、昨年4月10日のエイバル戦以来となる。
マジョルカの次戦は15日に行われ、コパ・デル・レイ4回戦でエスパニョールと対戦する。レバンテは次節、22日にカディスと対戦する。
【スコア】
レバンテ 2−0 マジョルカ
【得点者】
1−0 47分 ロベルト・ソルダード(レバンテ)
2−0 90+7分 ホセ・ルイス・モラレス(レバンテ)