数的不利のナポリが劇的同点弾も…延長戦で3得点重ねたフィオレンティーナが伊杯準決勝へ

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2022年01月14日 05:20  サッカーキング

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フィオレンティーナがコッパ・イタリア準決勝に駒を進めた [写真]=Getty Images
コッパ・イタリア・ラウンド16が13日に行われ、ナポリとフィオレンティーナが対戦した。

 フィオレンティーナは18分、コーナーキックにニコラ・ミレンコヴィッチが頭で合わせる。ボールはふわりとした軌道を描きゴールへと向かうが、クロスバーに嫌われ先制点とはならなかった。

 それでも41分、フィオレンティーナは左右に揺さぶってリッカルド・サポナーラが左からクロスを供給。ドゥシャン・ヴラホヴィッチがワンタッチでトラップしDFを振りほどくと、次のタッチで放ったシュートはGKの股を抜きゴールへと吸い込まれた。

 対するナポリは44分、相手のGKのパスを高い位置でカット。そのまま冷静にドリース・メルテンスが流し込んですぐにスコアを振り出しに戻した。

 そのまま前半が終了するかと思われた45+2分、フィオレンティーナのDFがヘディングでバックパスを送るとポジションを上げていたGKバルトウォミェイ・ドラゴフスキと入れ違いに。ドラゴフスキはトップスピードでボールに向かうナポリの選手の進路を妨害して一発退場となった。

 数的不利となったフィオレンティーナだが、57分にエリア付近右でフリーキックを獲得する。クリスティアーノ・ビラーギが直接狙ったシュートは壁に阻まれるが、そのリフレクションを拾ったビラーギが今度はコースを丁寧に狙うと、シュートは逆サイドネットに吸い込まれてフィオレンティーナが勝ち越しに成功する。

 1点ビハインドのナポリは82分、イルビング・ロサーノが相手選手と交錯し警告を受ける。しかしVAR介入で判定はレッドカードに。これで10対10となりナポリの数的優位が終わることとなった。

 さらに90+3分、ナポリはファビアン・ルイスが2枚目のイエローカードで退場。ナポリはこれで二人目の退場者を出し、逆に数的不利となってしまった。

 それでもナポリは90+5分、ゴール前でフリーになっていたアンドレア・ペターニャがクロスに合わせて土壇場で同点弾。数的不利のナポリが追いつき延長戦へともつれ込んだ。

 延長戦では数的優位のフィオレンティーナがナポリゴールに襲い掛かる。105分にはユスフ・マレーのクロスにロレンツォ・ヴェヌーティがダイレクトボレーをゴールに突き刺す。さらに108分、ナポリの選手の足が完全に止まり、その隙を逃さなかったフィオレンティーナが追加点を挙げる。4対3の局面を作ったフィオレンティーナはヴェヌーティのパスにクリシュトフ・ピョンテクが合わせて4点目。119分にはマレーがとどめの5点目を叩き込み勝負あり。

 試合はそのまま終了し、延長戦までもつれた激戦は3点を加えて圧倒したフィオレンティーナが5−2で勝利。準々決勝へと駒を進めた。

【スコア】
ナポリ 2−5 フィオレンティーナ

【得点者】
0−1 41分 ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(フィオレンティーナ)
1−1 44分 ドリース・メルテンス(ナポリ)
1−2 57分 クリスティアーノ・ビラーギ(フィオレンティーナ)
2−2 90+5分 アンドレア・ペターニャ(ナポリ)
2−3 105分 ロレンツォ・ヴェヌーティ(フィオレンティーナ)
2−4 108分 クリシュトフ・ピョンテク(フィオレンティーナ)
2−5 119分 ユスフ・マレー(フィオレンティーナ)

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