前半終了時U−24の本塁打数はリーグトップだったロッテ 最終的にはどうなった?

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2022年01月16日 10:00  ベースボールキング

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ベースボールキング

ロッテの山口航輝
◆ ロッテ、U−24はリーグトップの29本塁打

 昨年7月19日に配信した「安田、山口、佐藤…ロッテ、U−24の本塁打数はパ最多の16本」という記事で、前半戦終了時点のU−24の本塁打数(1997年1月1日生まれ以降)でロッテがパ・リーグトップの16本だったということを紹介した。

 シーズンが終了して、どうだったのかーー。結果はロッテがリーグトップの29本塁打で終えた。2位には前半終了時点で3位だったオリックスが16本塁打、前半戦2位だった西武は1つ順位を下げて3位の15本塁打。4位が前半戦終了時点と順位が変わらず日本ハムの14本塁打、前半戦1本塁打の最下位から5位となった9本塁打のソフトバンク、最下位は3本塁打の楽天だった。

 選手個人でみると、前半戦終了時点では愛斗(西武)がトップの8本塁打を放っていたが、シーズンを終えてトップは紅林弘太郎(オリックス)の10本塁打。後半戦だけの本塁打数はリチャード(ソフトバンク)の7本塁打がトップだった。

 ただ、セ・リーグでは多くのファンの皆様がご存知の通り、昨季は村上宗隆(ヤクルト)が39本、佐藤輝明(阪神)が24本、牧秀悟(DeNA)が22本と、1人で20本塁打以上放つU−24の選手がおり、そういった部分では、ロッテをはじめパ・リーグの若手打者たちも村上、佐藤、牧に負けないくらいの本塁打を今季は放って欲しいところだ。

▼ U−24の昨季パ・リーグ本塁打数(1997年1月1日生まれ以降)
1位 29本 ロッテ(山口:9本、安田:8本、佐藤:6本、藤原:5本、高部:1本)
2位 16本 オリックス(紅林:10本、太田椋:3本、来田:2本、大下:1本)
3位 15本 西武(愛斗:8本、ブランドン:3本、若林:2本、渡部:1本、柘植:1本)
4位 14本 日本ハム(野村:7本、万波:5本、今川:1本、五十幡:1本)
5位 9本 ソフトバンク(リチャード:7本、谷川原:1本、柳町:1本)
6位 3本 楽天(渡邊佳:1本、黒川:1本、村林:1本)

◆ 山口、安田、佐藤…

 話をロッテのU−24の本塁打に戻すと、29本の内訳は山口航輝が9本、安田尚憲が8本、佐藤都志也が6本、藤原恭大が5本、高部瑛斗が1本だった。

 前半終了時点では安田が山口に2本差をつけてチームトップだったが、後半戦に5本のアーチを描いた山口が最終的にU−24ではチームトップ。

 後半戦だけの本塁打数を見てみると、山口が5本、佐藤と藤原が3本、安田が2本という結果に。高部は後半戦での本塁打はなく、また新たに本塁打を放ったU−24の選手はいなかった。

 長年和製大砲を課題にしており、ZOZOマリンスタジアムに本拠地移転した1992年以降に25本塁打以上放った選手は初芝清氏しかいない。U−24の本塁打数でリーグトップに立つなど、山口、安田をはじめ期待のもてる長距離砲が増えてきているのも事実。

 そのほかにも“代走のスペシャリスト”で“ワギータ”という愛称で呼ばれるなどフルスイングが魅力な和田康士朗、育成選手ではあるが昨年のフェニックス・リーグで5本塁打を放った山本大斗もいる。今季は昨季以上に若い選手たちが、一軍の舞台で長打を放つことを期待したい。

文=岩下雄太

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  • 本塁打<打点、打点の多さなら、御贔屓藤岡<後半代打の安田。この1点をつかみとるが無能井口のスローガンじゃなかったのか?調べるなら、何故優勝出来なかったかだろ。
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