ヘンリー王子、英国での警察警備を求めて法的闘争を示唆「妻や子供達が安全に訪れて欲しい」

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2022年01月17日 11:41  Techinsight Japan

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英国での警備継続を求めたヘンリー王子(画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年7月14日付Instagram「This evening
ヘンリー王子が英国滞在中の警察警備の解除を決定した政府に対して、法的措置を取るつもりであることが判明した。王子とメーガン妃は王室離脱後、英国の税金で賄われる警察からの保護を失っていた。王子は英国内での警備費は個人的に支払うと申し出たものの、内務省に拒否されていた。

ヘンリー王子の弁護士が内務省に対して手紙を書き、英国から継続的に警備が提供されない場合には、司法審査を求めることを示唆したことを現地時間15日に英メディア『Mail On Sunday』などが伝えた。

ヘンリー王子夫妻は2020年に王室の公務から退いた後、税金による警察警備を失っていた。そのため王子は英国滞在中の警察警備費は個人的に支払うと伝えたが、内務省がこれを拒否していた。

王子とメーガン妃にはアーチー君(2)とリリベットちゃん(生後7か月)の2人の子供がいるが、昨年6月に誕生したリリベットちゃんは、エリザベス女王をはじめとする王室メンバーといまだ対面したことがない。王子は家族と一緒に母国に帰国したいが、その際には家族の安全を確保する必要があると述べている。

今回このような手紙を提出した理由は、ヘンリー王子が昨年7月にダイアナ妃像の除幕式のために帰国した際、車でパパラッチに追われたという警備上の問題を受けてのことだそうだ。

王子の法的代理人は声明で「ヘンリー王子は納税者に押し付けるのではなく、個人的に警察からの警備に資金を提供することを望んでいる」と述べ、その理由について以下のように説明した。

「英国は常にヘンリー王子の故郷であり、妻や子供達が安全に訪れて欲しいと願う国でもある。警察の保護なしでは個人的なリスクが多すぎます。」

「サセックス侯爵夫妻は個人的に、家族のためのプライベートな警備チームに資金を提供しています。しかしその警備は、英国滞在中に必要な警察による保護を再現することはできません。このような保護がないため、ヘンリー王子と家族が母国に戻ることができないのです。」

ヘンリー王子の母ダイアナ妃は、1997年にパパラッチからしつこく追跡された結果、事故死している。

王子の代理人はこのことに言及し、「ヘンリー王子は生まれた時から生涯にわたり、警備的なリスクを受け継いできた。現在も王位継承順位6位であり、過去にはアフガニスタンで2度の先頭任務に就き、近年では彼の家族がネオナチや過激派からの脅迫にさらされてきた」と伝えた。

そして「組織内での役割は変わったが、王室メンバーとしてのプロフィールは変化しておらず、彼と家族に対する脅威もそのままなのです」と加えている。

政府の広報担当者は英国の保護警備体制について「厳格で比例したものです」と述べ、「そのような取り決めに関する詳細情報は提供しないというのが長年のポリシーです。完全性が損なわれ、個人の安全保障に影響を与える可能性があるからです」と説明している。

画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年7月14日付Instagram「This evening, The Duke and Duchess of Sussex attended #TheLionKing European premiere in London at the Odeon Theatre.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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