【特集】2022年のバイク事情 第2回 バイクに乗っている人のイメージを聞いてみた【ヤマハ編】

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2022年01月19日 13:02  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
世界には数多くのバイクメーカーがありますが、日本の「ホンダ」「ヤマハ」「カワサキ」「スズキ」の4社の実力はその中でもトップクラス。さまざまなレースで高い性能を証明し、小排気量から大型クルーザーまで、世界中で絶大な人気を誇っています。



その日本が誇る4大メーカーですが、それぞれにどんな特長や魅力があるのでしょうか?今回はマイナビニュース会員に行ったアンケートから「ヤマハ」のバイクに乗っている人のイメージを紹介します。


マイナビニュース会員の免許所持率とバイク所有率は?



まずは、マイナビニュース会員の「自動二輪免許の所持率」と「免許所持者のバイク所有率」を紹介しましょう。

○Q.あなたは自動二輪免許を持っていますか? (n=1,019)


はい ―――41.9%

いいえ ―――58.1%



○Q.現在、バイクを所有していますか?/自動二輪免許所持者(n=427)


はい ―――64.6%

いいえ ―――35.4%


アンケートの結果では、会員の4割を超える方がバイクの免許を取得済でしたが、車両を持っているのはその中の約6割でした。免許を持っているからといって、必ずしもバイクを持っているわけではないようです。



これは80年代に起きた空前のバイクブーム時に、当時の若者の多くが免許を取得したことも影響があるのではないでしょうか。バイクを持っていたものの、ブームも終わり、就職や結婚、引っ越しなどを機に手放した方も多かったはず。しかし現在は子供が独立して余裕ができたり、コロナ禍によるバイクブームの再燃で中高年のリターンライダーも増えているようです。

「ヤマハ」のバイクに乗っている人のイメージは?



それでは、自動二輪免許所持の会員達が回答した「ヤマハ」のバイクに乗っている人の具体的なイメージを紹介しましょう。

■デザインにこだわりを持つオシャレな人


男性/44歳

カジュアル、おしゃれな人



男性/35歳

芸術的なセンスも持ち合わせている



男性/61歳

スマートでおしゃれを好む人たちが多いイメージがあります



男性/53歳

デザインと企業イメージからくるブランドに拘る人



男性/36歳

デザインがキレイなバイクが多いので、お洒落な人が乗っているイメージです


一番多かったのは「デザインにこだわるオシャレな人」というイメージ。それもそのはずで、「ヤマハ」は1955年に初めて市販したバイクである「YA-1」からデザインを専門の組織に依頼してきたため、自社モデルの美しさには絶対的な自信を持っているメーカーです。「性能や価格も大事だけど、見た目がカッコ良くなければダメ!」というバイク乗り達も十分に納得できますね。


■学生などの若者が多い


男性/28歳

学生とか一般向け



男性/55歳

若い人が良く乗ってる



男性/44歳

高校生が主にバイクに乗っていそうなイメージ



男性/64歳

多少やんちゃな子が乗っているイメージ



男性/49歳

安価なので一般庶民的。その分、やんちゃ坊主な若い方が乗っているイメージはあります


70年代は大型4ストローク車の開発で「ホンダ」と「カワサキ」に後れをとった「ヤマハ」ですが、これらを打ち負かす小排気量2ストローク車「RZ250/350」を大ヒットさせました。“750キラー”と呼ばれた「RZ」はスポーティかつ安価でもあったため、多くの若者たちの支持を集め、直後の80年代バイクブームでも「ヤマハ」の小・中型車が躍進します。こういった若々しいイメージも根強く残っているのではないでしょうか。

■最大のライバルは「ホンダ」!


男性/52歳

ホンダには負けたくない



男性/60歳

ホンダのデザインが嫌な人



男性/53歳

少し挑戦的



男性/63歳

俺はホンダには乗らない、「人とは違うんだ」という主張が感じられる



男性/55歳

少〜し、ド真ん中を外したい人。そういう気持ちを持った人が、多いんじゃないかな


スプリントや耐久など、国内外のオートバイレースで「ヤマハ」は「ホンダ」と長年にわたって火花を散らしてきました。その戦いはサーキットだけではなく、国内販売でもスクーターから中型まで「HY戦争」と呼ばれる熾烈な競争が繰り広げられてきましたので「ホンダ」をライバルと考えるヤマハ乗りのイメージも強いのかもしれません。

■アクティブでレースが大好き


男性/27歳

アクティブな人が乗ってるイメージ



男性/38歳

アクティブでアウトドアが好きな人



男性/55歳

レーサーっぽい人が多い



男性/61歳

レース経験者やレースに憧れてるバイクに深く携わる人達



女性/61歳

色々なバイクに乗ってきて、ヤマハに落ち着くという感じ。走りを大事にしているイメージ


圧倒的なエンジンパワーが自慢の「ホンダ」に対し、「ヤマハ」のバイクは優れたハンドリングを評価されてきました。これらはサーキットのみならず、スキルの差やジャンルを問わず、さまざまなライダーに対して“バイクを操ることの悦び”を重視していたようです。先ほどの「若い」というイメージも重なり、ヤマハ乗りにはレースや走ることが大好きな印象を抱くのかもしれません。

■そのほか、こんなタイプも?


女性/25歳

クールな人



男性/43歳

初心者や素人



男性/51歳

個性的で目立ちたがり



男性/41歳

ヤマハの方は少しインテリ系の方が乗っているイメージ



女性/63歳

誰にも合うように作られているが、特に女性に重宝がられて設計され、乗り心地を追求したバイクのように思う


初心者や素人が多い、という意見もありますが、これは「ヤマハ」のバイクのすべてが素人向け、というわけでもなさそうです。「ホンダ」にレースでも勝てる高性能モデルを出す一方、女性や初心者といったエントリーユーザー向けのモデルもラインアップし、より多くの人を取り込むためのマーケティングが成功していると見てよいのではないでしょうか。

ヤマハ乗りは若くて活動的! それはメーカーの歴史



アンケート回答者は40代から60代という中高年の方が多かったのですが、彼らは80年代から始まった空前のバイクブーム時代に青春時代を過ごした人たちです。



当時は昭和50年(1975年)の免許制度改正により、大型車に乗るには「限定解除」という超難関の実技試験に合格しなければならなかったため、ほとんどの人は教習所で取得できる中型免許止まりでした。しかし、バブル景気も後押しして、若い新世代を中心とした国内の中型バイク市場が大きく躍進します。



それまで大型車の開発で「ヤマハ」は他メーカーに後れを取っていましたが、中型メインに移行した国内市場では、先述の「RZ」シリーズから若いユーザー層をターゲットとした人気モデルを次々に繰り出し、原付スクーターでも「JOG」を大ヒットさせて「ホンダ」を脅かすまでのメーカーに躍進しました。



当時の若者を中心とした「中型限定免許世代」とともに急成長を遂げた「ヤマハ」のバイク。それを駆るライダー達には、今も若くて活発なイメージが根付いているのかもしれませんね。



次回は、そんな若いイメージの「ヤマハ」とは違い、70年代を代表するビッグバイク「Z」のブランドが有名な「カワサキ」に乗るライダーのイメージを紹介します。



調査時期: 2021年8月27日

調査対象: マイナビニュース会員

調査数: 1,019人

調査方法: インターネットログイン式アンケート(フォルサ)

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